アニメ監督・幾原邦彦「普段から言葉探しみたいなことはしてる」“生存戦略”が生まれた背景を語る
禁酒法の時代に、こっそり営業していたBAR「SPEAKEASY」。2020年の東京の街にも、そんなひそかなBARがありました。月曜から木曜の深夜1時にオープンする"ラジオの中のBAR"「TOKYO SPEAKEASY」。各界の大物ゲストが訪れ、ここでしか話せないトークを展開するとか、しないとか……。
TOKYO FMの番組「TOKYO SPEAKEASY」6月8日(月)のお客様は、アニメ監督の幾原邦彦さんと声優の木村昴さん。2人の出会いのきっかけ、「監督」「出演」をしたアニメ「輪るピングドラム」のオーディションやアフレコにまつわる裏話が飛び出しました。

フィルム時代のアフレコは演るほうも録るほうも緊張…
幾原:昔、俺がこの業界に入った頃ってまだフィルムを使っていたから。アフレコって始まったらフィルムで録ってて、フィルムを回しているから止められないんだよ。今は簡単に止めるじゃない?
木村:録り直しとかがきかない……。
幾原:きかない。だから新人とかめちゃめちゃ緊張するからね、失敗できないから。
木村:そうですよね。
幾原:だから声優さんって巧みな技だよ。1回テストで見て、本番テスト、本番で。2回、3回目にはもうバシッと合わせてくるから。今は事前にビデオがもらえるじゃない? 前もって家で大体こんな感じだなってチェックしておけるじゃない。昔はその場で観てその場でやるからね。
木村:そっかぁ。
幾原:その緊張感と比べたら、今のアフレコなんて全然緊張しないよ。
木村:確かにそれを言われてしまうと……本当ですね。もしこのラジオを今、若手の声優さんたちが聴いていたら、背筋がビッシーンってなっているかもしれないですよ(笑)。
幾原:だから俺も名前のある声優さんに、「ちょっともう1回お願いします」って言うの、昔はすごい緊張したもん。「抜き」でやれる部分とかだったらまだいいよ。だけどちょっとでも(ほかの声優と声が)かぶっていると、そのシーン全部まるまる、フィルムも半パート録り直しとかになるから。
木村:うわ、そうなんですね……すごい話だわ。僕が声優デビューさせていただいたときは、もうデジタルの時代になっていたので。確かにそういった緊張感ってまだ味わったことないな、と思うと、なんかちょっと気合いが入った気がしました。
普段から言葉探しみたいなことをしている…
木村:ちょっと懐かしい曲1曲を聴いてみませんか?「輪るピングドラム」といえばやっぱりこのオープニング曲。
幾原:不思議な感じだよね、この曲。最初に聴いたときに、「え!」と思ったけどね。全然こんな感じで来ると思わなかった。打ち合わせした通りではあったんだけど、こういう感じになるなんて思わなかった。
木村:へぇー!この「ノルニル」という曲はやっぱり面白い。
幾原:やくしまる(えつこ)さんがすごく脚本とかコンテを読んで、世界観を本人なりに作っているんだよね。
木村:作品に出てくる特徴的なセリフも。
幾原:「生存戦略」とか?
木村:その通りです。「すりつぶしてやりたい」、とか。僕、気になっていたんですけど「生存戦略しましょうか」って、あれってどういうときに思いついたんですか?
幾原:俺、今でもずっと言葉は考えているんだよ。やっぱり新作の準備期間中に多いかな。で、それがいろんなタイミングでそのときに使えなくても、どこかで「お、この言葉ハマるな」、みたいな瞬間があるから。癖だね、もう。普段から印象的な言葉だったり、言葉探しみたいなことはしているね。
木村:あとにも先にも「生存戦略しましょうか」って、誰の頭にも多分浮かんでいなかったと思う。
幾原:ちょっとかわいい女の子が言ってくれるじゃない(笑)? だからちょっと得した感じするじゃない?
木村:(笑)。でも、確かにおっしゃる通りかもしれませんね。
▶▶この日の放送内容を「JFN PARK」でチェック! https://park.gsj.mobi/voice/show/20287
6月15日(月)のお客様は、ブラザートムさんコロッケさんがご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? どうぞお楽しみに!
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★ダウンロードはこちら→/http://www.jfn.co.jp/park http://www.jfn.co.jp/park
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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00〜26:00
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/speakeasy/
TOKYO FMの番組「TOKYO SPEAKEASY」6月8日(月)のお客様は、アニメ監督の幾原邦彦さんと声優の木村昴さん。2人の出会いのきっかけ、「監督」「出演」をしたアニメ「輪るピングドラム」のオーディションやアフレコにまつわる裏話が飛び出しました。

(奥)幾原邦彦さん、(手前)木村昴さん
フィルム時代のアフレコは演るほうも録るほうも緊張…
幾原:昔、俺がこの業界に入った頃ってまだフィルムを使っていたから。アフレコって始まったらフィルムで録ってて、フィルムを回しているから止められないんだよ。今は簡単に止めるじゃない?
木村:録り直しとかがきかない……。
幾原:きかない。だから新人とかめちゃめちゃ緊張するからね、失敗できないから。
木村:そうですよね。
幾原:だから声優さんって巧みな技だよ。1回テストで見て、本番テスト、本番で。2回、3回目にはもうバシッと合わせてくるから。今は事前にビデオがもらえるじゃない? 前もって家で大体こんな感じだなってチェックしておけるじゃない。昔はその場で観てその場でやるからね。
木村:そっかぁ。
幾原:その緊張感と比べたら、今のアフレコなんて全然緊張しないよ。
木村:確かにそれを言われてしまうと……本当ですね。もしこのラジオを今、若手の声優さんたちが聴いていたら、背筋がビッシーンってなっているかもしれないですよ(笑)。
幾原:だから俺も名前のある声優さんに、「ちょっともう1回お願いします」って言うの、昔はすごい緊張したもん。「抜き」でやれる部分とかだったらまだいいよ。だけどちょっとでも(ほかの声優と声が)かぶっていると、そのシーン全部まるまる、フィルムも半パート録り直しとかになるから。
木村:うわ、そうなんですね……すごい話だわ。僕が声優デビューさせていただいたときは、もうデジタルの時代になっていたので。確かにそういった緊張感ってまだ味わったことないな、と思うと、なんかちょっと気合いが入った気がしました。
普段から言葉探しみたいなことをしている…
木村:ちょっと懐かしい曲1曲を聴いてみませんか?「輪るピングドラム」といえばやっぱりこのオープニング曲。
幾原:不思議な感じだよね、この曲。最初に聴いたときに、「え!」と思ったけどね。全然こんな感じで来ると思わなかった。打ち合わせした通りではあったんだけど、こういう感じになるなんて思わなかった。
木村:へぇー!この「ノルニル」という曲はやっぱり面白い。
幾原:やくしまる(えつこ)さんがすごく脚本とかコンテを読んで、世界観を本人なりに作っているんだよね。
木村:作品に出てくる特徴的なセリフも。
幾原:「生存戦略」とか?
木村:その通りです。「すりつぶしてやりたい」、とか。僕、気になっていたんですけど「生存戦略しましょうか」って、あれってどういうときに思いついたんですか?
幾原:俺、今でもずっと言葉は考えているんだよ。やっぱり新作の準備期間中に多いかな。で、それがいろんなタイミングでそのときに使えなくても、どこかで「お、この言葉ハマるな」、みたいな瞬間があるから。癖だね、もう。普段から印象的な言葉だったり、言葉探しみたいなことはしているね。
木村:あとにも先にも「生存戦略しましょうか」って、誰の頭にも多分浮かんでいなかったと思う。
幾原:ちょっとかわいい女の子が言ってくれるじゃない(笑)? だからちょっと得した感じするじゃない?
木村:(笑)。でも、確かにおっしゃる通りかもしれませんね。
▶▶この日の放送内容を「JFN PARK」でチェック! https://park.gsj.mobi/voice/show/20287
6月15日(月)のお客様は、ブラザートムさんコロッケさんがご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? どうぞお楽しみに!
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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00〜26:00
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/speakeasy/
