ウエアラブルで社員の健康増進 ひまわり生命、米社製端末導入
部署間で対抗
「部署間で対抗することが歩数を上げる意欲になっている。コミュニケーションも活発になっている」―。ひまわり生命の事業企画部はこう強調する。
同社は「健康応援プロジェクト」と題し、定期的に1万歩を歩くキャンペーンを実施。2017年7月に行った「ひまわりオリンピック」では全国の営業部など40部署がトーナメント形式で1日当たりの平均歩数・参加率から勝敗を競った。
約3000人の社員の健康増進のため、同社は16年4月にフィットビットの企業向け健康増進プログラム「フィットビット・ウェルネス」を導入。歩数や睡眠、心拍数などを測定できるウエアラブル端末を配布した。定期的なイベント開催は「端末を身につけることを習慣化する」(人財開発部)のが狙いで、楽しみながら健康への意識を高める考えだ。
意識が向上
社内調査でも男性の80・1%、女性の69・6%で端末を着用してから健康意識が高まったと回答した。改善が必要なこととして全体の68・3%が「体を動かす」、同31・4%が「睡眠」をあげ、「帰宅時に1駅手前から歩く」「普段から階段を利用する」などの行動変容に結びついている。
健康応援企業
ひまわり生命は20年度までの中期経営計画で、顧客の健康増進を支援する「健康応援企業」を掲げ、前提として社員の健康増進に着目している。今後、活動データと健康診断のデータなどを照らし合わせて、「健康状態がどう変わったのかを分析し、改善につなげる」(人財開発部)方針。社内の知見を生かし保険商品・サービスの開発にもつなげる。
フィットビット・ジャパン(東京都渋谷区)の千川原智康カントリーゼネラルマネージャーは、「日本企業の多くが健康経営を志向する中、一つの指標になる」と期待する。企業の健康増進活動はより活発化しそうだ。
