バイクのクイズ 第63回 2気筒エンジンなのにピストンが3つ! このビッグスクーターの名前は?
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この大型スポーツスクーター、2気筒なのにピストンが3つある不思議なエンジンを積んでいます。さて、何というモデルでしょうか?

不思議なエンジンを積むビッグスクーターの名前は?
ヒント
2001年に欧州で発売されて以来、マキシ(大型)スクーターのパイオニアとなったモデルです。
――正解は次のページで!
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○問題をおさらい!

不思議なエンジンを積むビッグスクーターの名前は? という問題でした
正解はこちら!
○【答え】ヤマハ「TMAX」
正解はヤマハ発動機の「TMAX」でした!
ヤマハ「TMAX」は2001年に欧州でデビューすると、半年間で5,000台のセールスを記録した大ヒットモデルです。ガソリンタンクのないルックスやAT変速、さらにはシート下にラゲッジを持つことからスクーターだと思われがちですが、スポーツバイク並の高速性能と操縦性を備えた“オートマチック・スポーツ”という新しいカテゴリーの二輪車として開発されました。そのため、車体の構造はスクーターとは大きく異なっています。
一般的なスクーターはメインフレームを車体下に迂回させ、エンジンもスイングアームと一体化して後方に追いやっています。こうすることで足元やシート下にスペースを確保できるのですが、フレームの重量増加や剛性低下、リアサスペンションの追従性の鈍化、車体の重心が後ろになりすぎるなどのデメリットも生まれてしまいます。
これに対し、TMAXのフレームやエンジンは一般的なオートバイに近く、燃料タンクやリアサスペンションなどの搭載位置を含め、徹底した低重心で設計されています。500ccの並列2気筒エンジンも、シリンダーを水平に倒して低く搭載し、エンジン自体をフレームの強度メンバーとして使うことで軽量化と剛性アップを両立させました。
さて、クイズのネタとした『2気筒なのに3つのピストンを持つエンジン』ですが、TMAXのエンジンは並列2気筒シリンダーの反対側に第3のピストンを隠し持っています。これは燃焼室のない「バランサー」で、振動を打ち消したエンジン自体をフレームの強度メンバーとしてリジッドマウントするためのアイデアでしたが、モーターのように回るフィーリングはATコミューターとして上質なフィーリングも実現させました。

このような最新技術を満載したことから、“TechnologyがMax”を意味する「TMAX」(Tech Max)という名称がつけられたわけですが、スポーツ志向の強い欧州ユーザーに大ヒットし、他社からも競合モデルが登場して「マキシ(大型)スクーター」というジャンルを作り上げました。それでも「TMAX」の人気が衰えることはなく、誕生から25年目を迎えた今年は9代目が登場しています。

現行の9代目「TMAX560」
それでは、次回をお楽しみに!

津原リョウ 二輪・四輪、IT、家電などの商品企画や広告・デザイン全般に従事するクリエイター。エンジンOHからON/OFFサーキット走行、長距離キャンプツーリングまでバイク遊びは一通り経験し、1950年代のBMWから最新スポーツまで数多く試乗。印象的だったバイクは「MVアグスタ F4」と「Kawasaki KX500」。 この著者の記事一覧はこちら
この大型スポーツスクーター、2気筒なのにピストンが3つある不思議なエンジンを積んでいます。さて、何というモデルでしょうか?

ヒント
2001年に欧州で発売されて以来、マキシ(大型)スクーターのパイオニアとなったモデルです。
――正解は次のページで!
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○問題をおさらい!

○【答え】ヤマハ「TMAX」
正解はヤマハ発動機の「TMAX」でした!
ヤマハ「TMAX」は2001年に欧州でデビューすると、半年間で5,000台のセールスを記録した大ヒットモデルです。ガソリンタンクのないルックスやAT変速、さらにはシート下にラゲッジを持つことからスクーターだと思われがちですが、スポーツバイク並の高速性能と操縦性を備えた“オートマチック・スポーツ”という新しいカテゴリーの二輪車として開発されました。そのため、車体の構造はスクーターとは大きく異なっています。
一般的なスクーターはメインフレームを車体下に迂回させ、エンジンもスイングアームと一体化して後方に追いやっています。こうすることで足元やシート下にスペースを確保できるのですが、フレームの重量増加や剛性低下、リアサスペンションの追従性の鈍化、車体の重心が後ろになりすぎるなどのデメリットも生まれてしまいます。
これに対し、TMAXのフレームやエンジンは一般的なオートバイに近く、燃料タンクやリアサスペンションなどの搭載位置を含め、徹底した低重心で設計されています。500ccの並列2気筒エンジンも、シリンダーを水平に倒して低く搭載し、エンジン自体をフレームの強度メンバーとして使うことで軽量化と剛性アップを両立させました。
さて、クイズのネタとした『2気筒なのに3つのピストンを持つエンジン』ですが、TMAXのエンジンは並列2気筒シリンダーの反対側に第3のピストンを隠し持っています。これは燃焼室のない「バランサー」で、振動を打ち消したエンジン自体をフレームの強度メンバーとしてリジッドマウントするためのアイデアでしたが、モーターのように回るフィーリングはATコミューターとして上質なフィーリングも実現させました。

このような最新技術を満載したことから、“TechnologyがMax”を意味する「TMAX」(Tech Max)という名称がつけられたわけですが、スポーツ志向の強い欧州ユーザーに大ヒットし、他社からも競合モデルが登場して「マキシ(大型)スクーター」というジャンルを作り上げました。それでも「TMAX」の人気が衰えることはなく、誕生から25年目を迎えた今年は9代目が登場しています。

それでは、次回をお楽しみに!

