「彼は無実だ」――元DeNAバウアーを救った「唯一の味方だった」ベッツの言葉 ド軍幹部との“遺恨”に怒り爆発「俺がいなくなった途端に悪口を言い始めた」

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不遇をかこったドジャース時代を振り返ったバウアー(C)Getty Images

 厳しい状況下で自身に向けられたシビアな対応に“恨み節”だ。

 今季からメキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズでプレーしている元DeNAベイスターズの助っ人右腕トレバー・バウアーは、YouTubeチャンネル『La Casa de los Dodgers』に出演。2021年に生じた性的暴行疑惑で、チーム退団を余儀なくされたドジャースのフロント陣に対する強い不満をぶちまけた。

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 問題児のレッテルを貼られる原因となる騒動だった。バウアーは21年に一般女性とのトラブルによって、MLBのDV規定に違反。194試合の出場停止処分(後に軽減)などを受け、同年2月に3年総額1億200万ドル(約163億8079万円)の契約を締結したばかりだったドジャースからも23年1月に「徹底的に調査されるべき」として、2250万ドル(約30億4000万円)の契約が残っている状態で解雇を突きつけられていた。

 当時、世間で「当然」と見られた契約解除にバウアーは今も憤る。

 問題が起きてから続いた球団とのやり取りを回想したバウアーは、「(ドジャースの)フロントオフィスは『リンジー・ヒル(告発した女性)のことはよく知っている。彼女の証言は全部デタラメだ』と言っていた。デーブ・ロバーツ監督にいたっては、俺にハグをして、『一緒に乗り越えよう。家族としてね』とまで言ったんだ」と強調。出場停止処分が下された途端にチームの様子が「変わった」とも証言した。

「彼らは、俺がいなくなった途端に悪口を言い始めたんだ。フロントオフィスの人間たちは、選手たちやコーチたちに『バウアーと話すな』と命じた。そうして、元チームメイトが全員私を嫌っていて、クラブハウスにいてほしくないというネタもメディアにリークした。だけど、実際にそれは嘘だった。出てくる話は『バウアーが球団の癌になる』と言うような内容ばかりだった」

 さらに「あんなチームでプレーしなければ良かったとさえ思ってる。彼らの幸運なんか祈らない。俺はそれぐらい酷い扱いを受けたんだ」と声を荒げたバウアーは、「全部デタラメだと分かっていながら、面と向かった時には『君は家族だ』と言い、陰でナイフを刺してきた。あれは蛇の集団だ」と怒りを爆発させた。

 もっとも、当時の仲間の中には信頼に足る者もいたという。

「今も(契約を)後悔している。でもそれはフロントオフィスのせいだからだ。チームメイトたちへの思いは変わらないよ。特に良い関係を保てていたのは、ムーキー(・ベッツ)だ。彼だけは味方だった。当時から球団関係者に『バウアーを早く復帰させるべきだ。彼は無実なんだから』と掛け合ってくれていた。だから本当に尊敬しているよ」

 ドジャース退団後、メジャー復帰の道を模索しながらも叶っていないバウアー。彼には“銀河系軍団”への根深い恨みがある。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]