10試合ぶりのアーチが飛び出した大谷翔平選手(写真:AP/アフロ)

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◇MLB マリナーズ7-6ドジャース(日本時間29日、ドジャー・スタジアム)

ドジャースのロバーツ監督が日本時間29日、大谷翔平選手の現状について説明しました。

大谷選手はこの日、マリナーズ戦に1番DHでスタメン出場。初回には10試合ぶりとなる後半戦初アーチが飛び出すなど、3安打3打点の活躍を見せました。

今季はシーズンはじめから二刀流でプレーしてきた大谷選手ですが、右上腕二頭筋の違和感や左膝の炎症もあり、オールスターを欠場。後半戦は指名打者でスタメン出場を続けるも、投手としての先発は見送っています。

ロバーツ監督は、大谷選手の膝の状態に関して、「下半身の状態が上半身、つまり腕に影響を及ぼしている部分があると思います」と言及。

「その影響を最小限に抑えるために、投球を止め、ブルペンでの投球練習も中断しました。まず第一に、膝をしっかり回復させること。そして、100パーセントの状態ではない腕で無理に球速を出そうとしないこと。それが今の状況です。そして、彼が我々のチームにとってどれほど価値のある選手かを考えれば、打線には彼が必要です。スイングすること、走塁すること、そして膝や腕の状態が、それらのプレーに影響を与えないことが重要です」と話しました。

さらに記者から問題が改善しなかった場合、10月のポストシーズンで大谷選手を投手として起用しない可能性について聞かれ、「もちろん、何が起こるかは分かりませんが、私個人としては、その可能性はかなり低いと思っています」とコメント。「我々が今こうした対応をしている一番の理由は、彼の健康状態を万全なものにするためです。ただ、今の時期を考えると、もし膝の状態がよくなり、腕の状態もさらによくなっていけば、彼が投げることを期待しています。我々は彼ができるだけ健康な状態でプレーできるように、最善の機会を与えようとしているということです。そして、彼の打撃と投球でチームに貢献できるようにすることが目的です」と説明しました。

この日は初回の先頭打者ホームランが10試合ぶりの一発。先日は打撃の内容について苦言も口にしていましたが、「今日は本来の彼らしい姿に見えました。遠征が続いたことで、みんな疲れていたと思います。そして、休養日があったことで、彼はフレッシュな状態で戻ってきて、より本来の姿を取り戻していたように見えました」とたたえます。

また、「最後の打席での二塁打の場面を見ても、彼はしっかり動けています。本人もいい感覚だと言っています」と話す一方で、「ただ、我々が『投げられる状態まで戻った』と言えるほどではありません。ですから、実際に投球を再開するとしても、それがいつになるかは分かりませんが、そこからは段階的な準備が必要になります。現時点では、投げていない期間がすでに3週間を超えています。ですから、再び投げるためには積み上げが必要です。その過程がどのようなものになるのか、誰にも正確に予測することはできないと思います」と語りました。