40代50代は「骨活」で老けない人になれる。骨の状態がわかるチェックリストも:医師が解説
近頃、顔のたるみや姿勢の崩れが気になる…ということはありませんか? その原因は「骨」にあるのかもしれません。今回は、総合内科医でDr.孝志郎のクリニック院長・藤澤孝志郎先生から、骨活の大切さや骨密度について教えてもらいました。骨粗しょう症のリスクが高めな人の特徴も、チェックリスト形式で解説します。

ESSE読者の骨活(ほねかつ)を大調査!
Q.骨が弱くなったと感じたことはありますか?
最年少は30代から年齢とともに骨が弱くなっていることを実感。ちょっとしたけがで骨折してしまい、ショックを受けたという人も。
ESSE読者の本当にあった骨トラブル
・つまずいて転んだら肋骨(ろっこつ)が折れていてびっくり。以前ならアザだけだったのに…。(Kさん・58歳)
・ちょっとしたことであばらにヒビが! しかも病院で治りかけがいくつもあると言われました。(Iさん・45歳)
・レントゲンを撮ったときに子どもの骨とは全く違うほそーい骨でショックでした。(Sさん・46歳)
・内耳のカルシウムが剥がれ落ちてなるめまい症になりました…。(Kさん・50歳)
・骨にカクカクした感覚がありひざに負担がかかるとすぐ痛くなってしまう。(Eさん・38歳)
アンチエイジングにも食事や運動による「骨活」が大事

「私たちの健康や美容を支えているのは、じつは『骨』。骨を強くすることで、若々しさを保てます」と総合内科医の藤澤孝志郎さん。
「女性の骨は女性ホルモンの分泌が減少する40代から徐々にもろくなり、閉経後の数年間は急激に骨密度が低下します。なかには30代半ばから骨密度が下がる人も。更年期世代だけでなく、プレ更年期からも注意が必要です」
骨密度が下がると、将来の骨粗しょう症のリスクが増えるだけでなく、見た目の印象にも影響があるそう。
「その理由のひとつが、顔の骨が衰えると口もとのシワやほうれい線、顔のたるみが目立ってしまうこと。加齢による目の落ちくぼみも骨の縮小が関わっています。さらに、骨が弱くなると体を支える力も低下するため、姿勢も乱れがちに。早めに運動や食事による『骨活』を始めることで骨密度の低下がゆるやかになり、若々しい印象になりますよ」
骨粗しょう症のリスクをチェック

1つでも当てはまったら骨粗しょう症リスクが高めです。
以下の項目に1つでも当てはまるものがある人は、骨粗しょう症のリスクが高いので要注意。早めに骨密度検査を受け、運動や食事を通じた「骨活」を始めましょう。
●やせ型体型/過去にダイエットの経験がある
やせ型の人や過去に過度なダイエットをした経験がある人、偏食の人は、栄養不足によって骨密度が低下していることも考えられます。
骨活におすすめの栄養素は?
・ビタミンD
・ビタミンK
・タンパク質
・カルシウム
●顔がたるんで伸びたような印象がある
人間の骨のなかで、もっとも縮みやすいのが下あごの骨。顔のたるみやシワが気になってきた人は、骨が縮小しているサインかも。
●飲酒の習慣がある
アルコールは利尿作用が高く、飲みすぎると尿とともに体内のカルシウムが流れ出てしまいます。飲酒によって栄養がかたよるリスクも。
●猫背/姿勢が悪い
骨密度が下がると、背骨の一部が押しつぶされて猫背に。姿勢が乱れがちな人も、体の土台となる骨が弱くなっている可能性大。
●成人後に骨折したことがある
よろけて床に手をつく、家具に足の指をぶつける…など、ささいなことで骨折したことがある人は、骨密度が低下している恐れも。
●年齢が40歳以上
40代は女性ホルモンの分泌が減少し、それに伴って骨の中のカルシウムも失われやすくなります。閉経が早かった人はとくに注意を。
●日中よく眠気を感じる

骨の強化には睡眠が必須。睡眠不足になるとカルシウムの代謝を妨げるストレスホルモンが分泌され、骨が再生しにくくなります。
まずは骨密度検査を受けてみよう!
骨粗しょう症予防には、まず自分の骨密度を知ることが大切。早めに検査を受けることで改善策を立てやすくなります。検査ができる医療機関は「骨検」というサイトで検索可能。
まだまだ気になる、骨密度のQ&A
骨密度に関するよくある質問について、藤澤さんに回答していただきました。
●Q1:骨密度が下がるときに起きる自覚症状はありますか?
A.自覚症状はほとんどありません
骨密度が下がっても、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。「骨密度検査を受けなければわからないので、骨折したときに初めて自分が骨粗しょう症だったと知る人も」
●Q2:1度骨密度を測って問題なければ骨活はしなくても大丈夫?
A2.1〜2年を目安に骨密度をチェックして
前に測ったときは問題なかったから…と放置している人は要注意。「年齢とともに骨密度は低下します。骨粗しょう症予防のためにも1〜2年ごとに測り、経過を把握しましょう」
●Q3:骨密度がかなり低かったのですがどうすればいいですか?
A3.骨活+早期治療で改善できます!
骨密度が低いまま放置すると、将来の骨折リスクが上がります。「専門医の指導の下、早めに運動や食事による骨活を行い、必要に応じて薬による治療を行うことで改善できます」
