「プロレス技やん」小兵力士、珍しい“驚愕”の投げで物言い協議は3分超の“長考”「なんだなんだ」ファンも困惑

<大相撲七月場所>◇六日目◇17日◇愛知・名古屋IGアリーナ
17歳の小兵力士が“驚愕”の投げを披露した。物言い協議で審判団を長時間悩ませるほどの決着に、ファンも「プロレス技やん」「ものすごい反り投げ」と驚きの声を上げた。
反響を呼んだのは、序二段二十五枚目・康誠(秀ノ山)。現在17歳の康誠は、身長166センチ、体重80.8キロとまだ小さな体格ながら、持ち前の身体能力の高さと巧みな技でファンを沸かせてきたホープだ。小学生時代には白鵬杯で倍以上重たい相手を見事に下し、“天才相撲少年”と話題を呼んだこともある。
2年前の入門時に比べ、身長は6センチ、体重は12.8キロも大きくなった康誠。それでも現役力士の中ではまだ小兵の部類に入るが、七月場所ではここまで2番取って2連勝を遂げていた。3番相撲となる六日目の取組では、身長168.6センチ、体重104キロと自身より大きな序二段二十八枚目・月岡(二子山)と対決した。
立ち合い様子を窺うようにふわりと立った康誠。張ってから右を差すと、相手の左腕を抱えて肩透かし気味の投げに出た。土俵際、前に出続ける月岡を豪快に裏返した康誠は、後ろ向きに倒れながら“驚愕”の投げを打った。大迫力の場面に館内騒然。軍配は康誠に上がった。
だが際どい決着に物言いがつくことになった。康誠の必死の投げにはABEMAの視聴者も驚き、「プロレス技やん」「ものすごい反り投げ」「あの体勢から投げるか」「フロント・サイド・スープレックス」と反響が相次いだ。
審判団の協議は長引き、3分以上の“長考”に。これにはファンも「なんだなんだ」「わからない」と困惑気味の声を上げた。その後、協議を終えた審判長は、同体ではないかと物言いがつき、協議の結果、同体と見て取直しとすることをアナウンスした。
再び土俵に登場した康誠。最初の取組で月岡の頭が右目付近に当たったためか、康誠の目頭は真っ赤に腫れていた。取り直しの一番で康誠は良い動きができず、月岡が一方的に押し出して勝利した。惜しくも敗れた康誠は今場所初黒星となる1敗目。勝った月岡は3勝目を挙げた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
