観光客が吊り橋をバイク走行 SNS投稿受けて奈良県十津川村が注意喚起 「谷瀬の吊り橋」も通行禁止に
奈良県十津川村の吊り橋を、観光客がバイクで走行する様子がSNSに投稿され、問題となっています。これを受け、奈良県十津川村広報班の公式X(@totsukawa_vill)は注意喚起を行っています。
経緯と村の対応
事の発端は2026年6月、Instagram上に観光客とみられる人物が、バイクで「谷瀬の吊り橋」を走行している写真が投稿されたことでした。事態を重くみた十津川村は迅速に対応し、現地に「二輪車通行禁止」と明記したポールや看板を新設。物理的にバイクが進入しにくい環境を整えました。
あわせて、「村内に多くある吊り橋は地域住民の生活道で、車両の通行を想定していない吊り橋もあります。吊り橋は歩いて渡って、ゆっくりと景色を楽しんでくださいね!」と呼びかけている。
また、SNS上で「騒ぎになっていたのは別の吊り橋ではないか」という質問が寄せられた際、公式アカウントは返信の形で、発端となった投稿に写っていたのは別の吊り橋であることを明かしました。
公式の回答によると、「あちらは『林橋』という別の吊り橋ですが、同じく地域の生活道ですし車両は想定されていません...ですので、林橋にも二輪車通行禁止の注意看板を設置させていただきました」と経緯を説明。さらに、「十津川村は吊り橋も多くて修繕も大変なので、皆で大事に使っていきたいですね〜」ともコメントしています。
「谷瀬の吊り橋」の背景
谷瀬の吊り橋が持つ歴史的な背景や、現地の状況についても詳しく説明しています。公式によると、谷瀬の吊り橋は「もともと地元住民が大金を出しあって架けた悲願の生活道」であり、「昔から地域の人以外の自転車や、オートバイなどの走行は禁止されていました」という。
現在は上流に車道橋があるため、「地元住民でも二輪車で走行する人は、ほとんどいません」とした上で、「重量的にも行き違いの危険からも、二輪車の走行はご遠慮くださいね」と注意を促しています。なお、現地では「地元の子どもたちが自転車を押して歩いてたりはするので、その様子はどうぞ温かく見守っていてください」と書き込み、住民の日常に配慮した利用を求めています。

