文具や雑貨に今の自分を託そう。御徒町の額縁専門店「安井商店」に聞いた“飾る”という残し方

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◆文具や雑貨に今の自分を託そう。御徒町の額縁専門店「安井商店」に聞いた“飾る”という残し方

書く、使い続けるなどさまざまな形で日々を“残す”人たちに聞いた、これまでとこれからの自分を彩るヒント。残して知る自分らしさや自分の好きがもたらすものとは? 東京・御徒町にある額縁専門店「安井商店」のスタッフに話を聞きました。


イメージが湧くよう店内には多数の額装例が。仕様により10,000円台?オーダー可能
大切にしたい想いまで、まるごと額に入れて
外神田の大通りに店を構える「安井商店」は、絵や写真はもちろん、ハンカチにお皿、スニーカーにレコードまで。どんな立体物でも額装を手がけてくれる、創業98年の額縁専門店だ。

「持ち込まれる品はどれも、持ち主の愛情が詰まったもの。大切な作品に装いを加えてあげられるのが額装のいいところです」と話すのは、以前は洋服を作る仕事をしていたというスタッフの成瀬さん。額装は、埃や紫外線からものを保護してくれるだけでなく、そのものが持つ魅力を引き立てながら美しく飾る、まるで魔法のような技術だ。


既製品は1,000円台?。「ちょっとした額でもぱっと印象が変わったりするので、気軽に来てもらえたら」と安井さん
大きさも厚みもさまざまな立体物の額装は基本的にオーダーメイドで進めていくが、重要なのは“なにを大切にしたいか”。依頼者の好きな部分があれば、そこが際立つよう余白の幅や色を検討する。保存性を重視するなら、湿気防止のオプションを。「ぬいぐるみを額装したときは、雰囲気に合うキラキラのマットを選んだり、飾ったときにぬいぐるみと目が合うよう配置したりしました」

豊富な色や素材のマットから最適な組み合わせを予算とも相談しながら、2,500以上揃う額縁と一緒に考えていく。依頼者にとってそれは、最初の出会いや、どうして大切にしたいのかなど、ものとの記憶を振り返るきっかけになる。


(左から)スタッフの安井さん、成瀬さん。既製品は1,000円台?。「ちょっとした額でもぱっと印象が変わったりするので、気軽に来てもらえたら」と安井さん
額装といえば額縁選びが肝であると思っていたが、驚いたのは、作品の背景を担うマットの重要さ。「飾りたいものと額縁の両方に合うマットを選ぶのは案外難しく、きちんと選べないとちぐはぐな印象になってしまいます。でもぴたっと合うものが見つかると、急に“いい感じ”になるんです」とスタッフの安井さんが教えてくれた。

額に入れて飾りたいほど大切にしたいもの、大事すぎて仕舞い込んだままになってしまっているもの。それらに新たな装いを施すことでより長く、より深く、大切に残していける。まずは一度お店を訪れて、そのイメージを膨らませてみてほしい。


スポットデータ|安井商店(ヤスイショウテン)御徒町駅/額縁専門店
TEL.03-3831-8353
住所/東京都千代田区外神田5-3-4額縁会館ビル1・2F
営業時間/10:00?18:00 土11:00?17:00
定休日/日・祝
アクセス/御徒町駅より徒歩5分