白球にかける夏③ アマ球界名将と挑む海部高校【徳島】
7月11日の土曜日から熱戦が始まる、夏の高校野球県大会。
フォーカス徳島では、甲子園を目指す県内の注目をシリーズで紹介しています。
3日目の9日は、アマチュア球界の名将と、夏の甲子園を目指す海部高校です。
(海部高校・杉本泰彦 監督)
「(甲子園は)連れて行ってやりたいじゃなくて、(選手たちに)連れて行ってちょうだいよって感じですかね」
(海部高校・杉本泰彦 監督)
「(初戦)相手はわかっている」
「遠慮する必要はない、謙虚になる必要はないから荒っぽくいったらいい、思い切りよくやってください。元気出して行きましょう」
部員数は総勢50人。
約6割を県外出身の選手が占め、豊富な戦力を誇るのが海部高校です。
他校を寄せ付けない圧倒的な戦いぶりで、春の県大会を優勝。
センバツ帰りの阿南光とのチャレンジマッチも、コールド勝ちで制しました。
(海部高校・ 藤本樹 主将)
「夏に掛ける思いは、誰よりも、どのチームよりもあると思う。しっかり一戦一戦、戦いたいと思う」
攻守ともにハイレベル。
レギュラーと控え選手との間で戦力差を感じさせない選手層こそが、2026年のチーム最大の特徴です。
打線を牽引するのは、3番の天見海聖選手。
身長186センチのスラッガーの魅力は、なんといっても打球を軽々とスタンドまで運ぶ長打力です。
(海部高校・ 天見海聖 選手)
「パワーがあるので、飛距離が持ち味」
しかし、こんな課題も。
(海部高校・杉本泰彦 監督)
「あっち(ライト)の方に乗っけていかないと、こっち(レフト)の打球は全然良くないよ」
(海部高校・ 天見海聖 選手)
「引っ張り傾向になると、ドライブが掛かって打球が伸びないので」
「(杉本監督から)逆方向をイメージしてスイングしろと言われました」
天見選手は、まだ2年生。
先輩とたちと迎える最後の夏へ、強い覚悟を持って挑みます。
(海部高校・ 天見海聖 選手)
「3年生にも迷惑を掛けたので、この夏は(自分が)甲子園に連れて行きたいです」
チームの大黒柱は、黒川斗季 選手。
投げては最速140キロ、打者の手元で鋭く曲がるカットボールと、正確なコントロールが武器のエース。
さらに、打ってもチャンスに滅法強い4番バッターと、投打の「二刀流」としてチームを牽引します。
(海部高校・黒川斗季 選手)
「小さい頃から(甲子園は)憧れていたところなので、最後、自分の代で行けたらなと思っている」
黒川選手を突き動かすのは、3年間ともに汗を流した仲間の存在。
投打の主役が、チームを甲子園へと導きます。
(海部高校・黒川斗季 選手)
「みんなも支えてくれて、応援もしてくれてるので、絶対に甲子園に連れて行きたい」
(海部高校・杉本泰彦 監督)
「選手たちが勝つことを覚えたのが、すごく大きいと思う」
「(海部に)来たときは、8年連続くらい(初戦で)負けていた」
「初めて勝って、そこから勝つことの素晴らしさというか面白さを、選手とチームがわかってきてるんじゃないかと思う」
杉本泰彦監督、66歳。
日本通運や東洋大学を率いたアマチュア球界の名将は、2023年に母校の監督に就任しました。
ユーモア溢れる人柄と確かな実績で、選手や地元の人たちから絶大な信頼を寄せられています。
(海部高校・杉本泰彦 監督)
「上で、泉さんがスイカ持ってきてくれているから、スイカ食えよ」
地元の人からの温かい差し入れも期待の表れ。
チームの大きな原動力です。
(海部高校・杉本泰彦 監督)
「3年生にとっては最後の夏ですし、なんとか彼らの夢である目標である、甲子園出場というのを実現したいと思うし」
「これだけ地元の方が協力してくれて、グランドにしてもバックアップしてもらってるので」
「その方たちと一緒に甲子園で試合ができたら、すごく幸せかなと思う」
「自分たちのやれることを意識して、一個一個、丁寧にまず捕って、さー行こう!」
