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 ◇パ・リーグ 日本ハム7−2ロッテ(2026年7月8日 ZOZOマリン)

 今季開幕前、誰がこの姿を想像しただろうか。日本ハム・吉田が、直近10試合で驚異の7本塁打と強力助っ人並みの大活躍。それも本職は捕手ながら中堅での出場で、だ。かねて新庄監督は「そっとしておきましょう」と語っていたが、背番号60はもう無視できない存在になりつつある。

 「結構、(ボールがバットに)かんだ感じがしたので。練習中からの風を考えたら入るだろうなと思った」。

 2回1死、河村から右中間へ先制7号ソロ。さらに7回には万波の3ラン直後、3番手・沢田から2者連発となる8号だ。プロ初の2打席連発をマークした先月26日の西武戦以来となる1試合2発にも「本塁打には興味がない。ただ、今は本当に良い打席を送れている」と表情を緩めた。

 ソフトバンクから現役ドラフトで加入2年目。打撃を買われて先月16日に再昇格後は6発も、直近2試合は疲労から左太腿の張りでスタメン落ち。SNSでは新庄監督の選手起用を疑問視するような書き込みもあり、吉田は「自分のせいなのに。ボスに申し訳ない」と語っていた。3試合ぶりのスタメン起用の期待に応えたかった。

 

 再び2位・西武とは0ゲーム差に接近し、貯金は11に戻した。両リーグ断トツのチーム本塁打数は110に。「ホームランとか長打に関しては出来過ぎな部分はあるが、自分の中ではある程度打席をもらえれば結果を出せると思っていた」。自分を信じて疑わず、取り組んできた成果の今がある。上位浮上にラッキーボーイ・吉田の存在は不可欠だ。(清藤 駿太)