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 ◇ナ・リーグ カブス9-7パドレス(2026年6月30日 シカゴ)

 カブスは30日(日本時間1日)、本拠地でパドレスと対戦し9-7で勝利。両軍合わせて9本塁打、26安打の乱打戦を制した。これで4連勝で5月18日ブルワーズ戦以来43日ぶりに貯金を「10」とした。

 点を奪い合い試合終盤までもつれた戦い。いつ試合がひっくり返ってもおかしくない一戦を力強く後押ししたのは、間違いなく本拠地を埋めた満員の「カブスファン」だった。

 今季は5月上旬には最多の貯金「15」。それでも大型連勝、連敗を繰り返し勝率5割まで落ちこんだことがある。とはいえ6月終了時点で貯金10と息を吹き返した。

 観客席とグラウンドが近く、選手にはダイレクトにファンのプレッシャーがかかる伝統のリグレー・フィールド。外野フェンスを覆う「つた」も有名だが、試合後その「強さ」を示すかのようにファンによって熱唱される「GO Cubs GO」の応援歌も迫力が満点だ。

 国内なら甲子園の「六甲おろし」。イングランドプレミアリーグのリバプールなら、アンフィールドの「You'll Never Walk Alone(ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン)」。世界の球団、クラブチームのスタジアムには数多くの熱唱ソングがある。

 だが「GO Cubs GO」もまた格別。前日29日(同30日)は、鈴木誠也外野手がサヨナラ打を放ちヒーローインタビューを受けている間、その熱唱が続いていた。今季MLB最多10度のサヨナラ勝ちを誇るチームの本拠地を、コンフォートは「魔法がかかる」と表現した。

 そして、この日登板したボイドは試合後に「観客のエネルギーは特別なもの。美しい夜は最高だ」と評した。

 熱狂的ファンは世界中にいる。それでもジェットコースターのような勝ち負けを繰り返しながら、6月終了時点で貯金「10」としたナインがファンの力強い後押しに感謝していることを目の当たりにすると、「GO Cubs GO」を武器とするファンたちの底力は世界トップクラスと感じざるを得ない。