◆米大リーグ ブルージェイズ0ー2メッツ(30日、カナダ・トロント=ロジャーズセンター)

 ブルージェイズの岡本和真内野手が、新天地カナダで節目の30歳の誕生日を迎えた。休養日でスタメンを外れ、0―2で迎えた9回2死二塁。ネクストバッターズサークルで渡米後初の代打起用に備えたが、ストローが三ゴロに倒れ、出番なく試合が終了。5月17日以来の欠場となった。

 6月の月間成績は25試合に出場し、本塁打が最多タイの7本、20打点、打率2割8分6厘、出塁率3割5分3厘、OPS・913はいずれも月間で渡米後最高成績。上昇気流を描き、7月に突入する。

 打者ストローが出塁すれば、実現した岡本の渡米後初代打は幻に。バースデーアーチのチャンスも消えた。ただ、5月17日以来の欠場、完全休養日が成立。24試合連続フルイニング出場中のルーキーにとって貴重なリフレッシュとなった。

 前日の段階で、岡本休養プランが決まっていた中、ゲレロも疲労のため試合直前に休養が決定。飛車角落ちのラインナップとなった。岡本の休養日を先送りするプランについて、試合後のシュナイダー監督は「そこも考えたけど、ほぼ毎日プレーしている選手にとって重要なオフの日だった。彼(岡本)を先発に戻すことは魅力的だが、我々にとっても彼にとっても正しいことをしなければならなかった。きょうのカズは一息つく必要があり、その役割を他の選手に任せたが、相手もタフな投手。大変な任務になった」と説明した。

 岡本の球場入りは普段より遅めだったが、仲のいいストローは誕生日ハットを被って早出特打。「ハッピーバースデー、ビック・オーク!」と祝福した。新天地カナダで岡本の誕生日は広く認知されており、客席には誕生日を祝う自家製プラカードを掲げたファンの姿も。試合後は、選手の子どもたちからも「ハッピーバースデー!」と声を掛けられた。

 21歳で巨人の1軍に定着し、4番打者として実績を積み上げ、30歳の節目をトロントで迎えた。充実した20代を振り返り、「あっという間だったなと。今もあんまり30歳になった実感はないですけど」と岡本。心身共にアスリートとしてのプライム・タイムを迎えるが、「自分の野球人生が終わる方が短くなっているという感じですかね。20歳の頃と30歳では時間の在り方は違うと思うので。もっと悔いなく1日1日を過ごしていきたいです」と、噛みしめた。

 最初の2か月は調整期間とも言われる中、試行錯誤を繰り返しながら、6月は月間成績で自己ベストを叩き出した。「納得? それはないですね。シーズン途中ですし、そういうのはあまり気にせず、目の前の試合に向けて頑張っていきたいなと思います」と語った。

 

 貴重なリフレッシュを経て、栄光の30代に向かって新たなスタートを切る。