オオトラツグミ(環境省提供)

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 環境省は30日、南西諸島に生息する希少種の鳥類「オオトラツグミ」と「アマミヤマシギ」について、捕食者のマングースの防除などで個体数が回復したとして、種の保存法に基づく保護増殖事業を完了したと宣言した。

 絶滅の恐れがある動植物を対象にした保護増殖事業が完了するのは全国で初めて。

 同省によると、オオトラツグミは鹿児島県・奄美大島にのみ生息する国の天然記念物で、アマミヤマシギは奄美大島や同県・徳之島などに分布する固有種。ともに森林伐採による生息域の減少や天敵からの捕食などで個体数が減少し、1999年から保護増殖事業の対象になっていた。

 生息地を管理する取り組みに加え、マングースの防除事業などで個体数の回復が確認された。同省は今年3月に公表した「レッドリスト」の改訂版で、いずれも「絶滅危惧2類」から「準絶滅危惧」に1段階引き下げていた。生息状況の監視を続け、悪化した場合は事業の再開も検討するという。