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ここ数年、発生している記録的な大雨の被害を減らすため、熊本県内各地で調整池の整備が進められています。

【写真を見る】地下に巨大な管&住宅街にプール150個分の空き地 大雨で活躍!整備進む『調整池』 熊本

熊本市西区上代の住宅街で見えてきたのが、坪井川第3排水区 雨水調整池です。

記者「ありました。結構広いですね」

貯水能力は?

記者「こちらの調整池が貯められる水の量は、約5万2000㎥、25mプールにして150個分です」

浸水被害が出やすいこの地域の対策として2020年に完成しました。

地域住民は――
「だいぶ違います」
「これができたから水害は無事だった」

整備した熊本市の担当者と調整池の中に入りました。

内水氾濫を防ぐ

この調整池は、排水能力の不足で住宅地が浸水する「内水氾濫」の被害を軽減する役割があります。

熊本市雨水対策室 原口勇治さん「川には出せないので一時的に貯めて被害を軽減する。令和3年(2021年)に1時間50ミリぐらいの雨が降ったが、このあたりの浸水被害は発生しなかった」

実際に水を引き入れる水門はどのような仕組みで開くのでしょうか。

記者「水路の水位が基準を超えると、ゲートが自動で開き、水を流し込みます」

こうした施設は他にもあります。

地下に広がる巨大な管

熊本市東区若葉地区では、治水策として地下に水を流すための巨大な管が整備されました。

記者「ちょっと先が見えないくらい長いです」

調整池と この管を合わせると、25mプール160個分ほどの水を貯めることができます。

熊本市はこの2か所を含め、浸水被害が出やすい重点地区9か所で、調整池などの整備を進め、深刻化する豪雨に立ち向かっています。

熊本市で整備中の9か所は

計画が進む9か所のうち西区上代・東区若葉・西区花園3丁目の3か所は既に完成しています。

一方で、西区上熊本・花園、中央区花畑町、中央区出水・国府、中央区出水・東区江津、東区桜木・花立、南区田井島の6か所の完成時期は未定です。

調整池は被害の軽減が期待されますが、あれば大丈夫というものでもありません。

熊本市は「内水ハザードマップ」で住宅周辺の危険性を認識した上で備えに繋げてほしいということです。