【ブラジル戦本田語録】佐野海舟の先制弾に「1にウワォ!、2にウワォ!、3にウワォ!」ブラジルに惜敗で「外野から自由なことを言わせてもらうと、クジ運は悪いっすよ」
◆サッカー北中米W杯▽決勝トーナメント1回戦 ブラジル2―1日本(29日、ヒューストン競技場
サッカー元日本代表MF本田圭佑がNHK・BSの日本ーブラジル戦生中継の解説に登場。1次リーグに続き、“神解説”を炸裂させる一方、悔し過ぎる惜敗に「クジ運は悪いっすよ」とブラジルと激突したこと自体を嘆く一幕があった。
◆ブラジル戦の本田語録
▽試合前のピッチに日の丸を意識した真っ赤なジャケットで登場「このサポーターのバランスの悪さは一つの懸念材料になる。8割、ブラジルでしょ。でも、遅かれ早かれ対戦しなければいけない相手。こうなった以上、ジャイアントキリングを起こして欲しいと思います。順当に行けばブラジルが勝つというのは間違いない。そんな常識を今回、打ち壊そうというのが日本のチャレンジなんで。この8割、スタジアムにいるブラジルファンをビビらしてほしいなと。でも、簡単じゃないと思います」
▽スウェーデン戦から4人変更のスタメンに「予想通りですよね。前節、前半で交代した板倉(滉)さんは多分、出れないのかなと予想してましたし、初戦でケガしたタケ(久保建英)もやはり出れないと。そこは谷口(彰悟)さん、伊東純也さんが出て、ボランチで調子いい田中碧さんも、もしかしたらと思ったんですけど、初戦と同じダブルボランチを使ってきましたね。鈴木彩艶さんは、この大会はかなり当たってますよね。かなり厳しい試合になるとは思いますけど、セーブを期待してます。基本的には冨安(健洋)さんがビニシウスとマッチアップするというよりは堂安(律)さんがそこを見に行くというのが多くなると思います。むしろ、ビニシウスと冨安さんがマッチアップする割合が増えれば日本が狙っている戦い方ではなくなっているという状況だと思います。冨安さんとマッチアップしてるってことは変な取られ方をしてカウンターを食らってるということなんで、そうならないことがポイントです。佐野(海舟)さんは守備の印象が強いんですけど、攻撃参加のセンスもすごくあって、チャンスとあらば攻撃陣を追い越してオーバーラップしてからチャンスをクリエイトするんで、今日はそういうシーンも注目したいと思います。鎌田(大地)さんはオランダ戦で安定してたんでね。ゲームメーカーなんで状況に応じてはカウンター、状況に応じてはしっかりボールポゼッションと。さらに守備でもコンパクトにしながら攻守において、リーダーシップを発揮するということが、この試合を通じて求められると思います。田中碧さんも後半、または延長まで見据えてると思うんで、必ず出てくると思います」
▽試合直前に「かなり難しい試合になるのは言うまでもなくなんですけど、勝率が2割だとしても、もしかしたら1割かも知れないです。でも、きょうは本当に勝利だけを期待してます」
▽序盤からの日本の前田大然らのプレスを「ナイス!」「イエス!」「素晴らしい!」と絶賛。「前からのプレスが効果的なことは、この2、3分のハイプレスで証明してる。ボールが取れてますから。この高さでハイプレスをかけられれば、ビニシウスにやられることはないと思います。(伊東の下がっての守備に)素晴らしい伊東純也さん!」
▽序盤からのブラジルの個人技に「イヤらしいことしてきますよね、さすがブラジル。他の国と違うのは1人でやってくるんですよ。(前半16分の時点で)16分が長く感じるのは、やっぱりブラジルが強いせいですかね」
▽前半29分、佐野海舟の先制ゴールの瞬間に「打て! 行け!」と絶叫。歓喜のパフォーマンスの佐野を「喜び過ぎるな!戻れて!もういいから!」と叱咤。一方で「ブラジル人のイライラ度を見てるんですけど、マルキーニョスなんかは落ち着いてる」と分析。
▽それでも佐野のファインゴールに「ウワォ! スーパーや!。1にウワォ!、2にウワォ!、3にウワォ!」と続けたところで実況の小宮山晃義アナウンサーが「4がありますか?」と聞くと「4はウワォ!」
▽先制ゴールでリードも「日本のマインドとして1点を守り切って勝とうと思ったらダメです。1失点すると思っとかな、ダメです。日本はどこかで2点目を取りに行くんだぞというのを、これだけ守っていながらも、どっかで思っておかな、ダメです」
▽前半終了間際、ブラジルの猛攻にさらされる展開に「試合に出てない僕のノドがカラカラですもん。水も足りひんし、2022年を思い出す立ちくらみもしてるし、血圧上がってるかも知れないです」
▽前半終了間際、上田綺世に入ったボールを阻止したマルキーニョスに「マルキーニョス、ウザいって! 今の普通、キープやろ!」
▽前半終了のホイッスルに「まだ、先は長いですね」と、つぶやいたところで小宮山アナが「本田さんも水を飲まないではいられない前半でした」と言うと「もう水分が足りな過ぎて。ちょっと立ちくらみはするわ、水分足りんわで、ちょっと僕も大変です」
▽後半6分、ブラジルの猛攻に「こんなに後半を長く感じることはないっすわ」と言うと、小宮山アナに「まだ6分です」と突っ込まれた。
▽後半11分、カゼミロの同点ゴールに「本当に流れ悪い。個人技から作られて、怒濤のクロスの連チャン…。ブラジルの修正力はすごいです」。
▽ブラジルの猛攻の中、「これがW杯でのアゲンスト・ブラジルです。でも、想定内です。まだ、ゲームプラン通りなんやから。1―1は。全然悪くない。(ビニシウスのシュートに触ってゴールを防いだ鈴木彩艶の守備に)イエス! 彩艶。触ってるんですよ!」
▽後半のハイドレーションブレイクに「やれることは全部やっちゃってるんで、やっちゃってて、これだけの圧をブラジルが加えてきてるんで。奥の手を森保さんが用意してるかどうか。この極限状態は分かってたことなんで。ここからがW杯なんです。紙一重の戦いがここから始まります。1人の努力を全員が行うことでかけ算になる。ちょっとした努力を積み重ねていくことができないと」
▽後半33分の町野修斗投入に「マジか? 相当、サプライズやて。いきなりの舞台が大舞台過ぎるやろ」
▽後半43分のビニシウスのシュートに「アカンて! 今のが一番、アカンて!」
▽後半ロスタイム、延長突入かという時間で奪われた決勝ゴールに「もう! なんや!」と絶叫。(選手たちを)「とりあえす立て! 立て!」と鼓舞。
▽交代出場の小川航基を「小川さん、1分しかなくても行こう! 行こう! ワンチャン、ワンチャン」と鼓舞。
▽勝ち越しゴールの瞬間の相手指揮官に「今のアンチェロッティの顔見ました? 2点目取った時の落ち着き見ました? 百戦錬磨とはこういうことやという立ち居振る舞いでしたよ」
▽終了のホイッスルが鳴ると「悔しいっすけど、よくやりましたよ、本当に。言い訳も誰もしないけど、負けは負け。でも、よくやりましたよ。タラレバを言えばキリがないですけどね。先制点を日本に許して、そこから90分かけて逆転していくというのは本当にブラジルの底力ですよね。そこはさすがと認めないといけないところだと思います」
▽悔し過ぎる敗戦後、「周囲の僕らはちゃんと評価しないといけないと思うんですね。負けはしましたけど、初戦からここまで一貫して安定して戦ってきてる。あと一歩のところまで来てる。もちろん足りないことはあります。選手たちも言い訳しないでしょう。でも、周りの僕らはそれをちゃんと評価して、負けたから、ああダメやったとか、そういうことだけではなく、もちろん勝てなかったということは足りないことがあるんですけど、そこはちゃんと冷静に感情的にならずに分析したいなと僕は思います」
▽惜敗に肩を落とすイレブンを鼓舞する長友佑都の姿に「佑都は本当にいろいろ思うところがあったと思います。でも、どんな場面においても一貫してブレずにチームのことをサポートし続けていた姿勢っていうのは、やっぱり、リーダーだと思いましたし、次の世代にバトンタッチしていってるなと。そういう役割を担ってるなという印象を受けました」
▽改めて悔しい敗戦に「でも、切り替えるしかないんですよね、やっぱり。それしか、やっぱりない。これにかけてたからこそ、ショックなのはもちろんなんですけど、簡単には切り替えれないと思うんですけど、でも、やっぱり切り替えようとする努力はできるだけ早く、次の戦いは始まってます」
▽決勝トーナメント初戦でブラジルと当たる組み合わせに「選手たちは絶対言わないと思うんですけど、僕の立場、外野から自由なことを言わせてもらうと、クジ運は悪いっすよ。言い訳も誰もみんなしないと思うけど、どう考えても他の(国の)クジ運を見てても、違うクジ運があったらって。タラレバは僕の立場だから、そういうことも許されると思って言いますけど…」

