昨年のブラジル戦では大活躍した伊東。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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「本気のブラジルと戦えるのは楽しみです」

 2026年6月28日(日本時間29日)、ブラジル戦前日の練習後、そう語ったのは伊東純也だ。「コンディションは良いので、自分の持ち味を発揮したいです」と意気込んだスピードスターは、珍しく胸の内も明かした。

「本当に負けたら終わりなので、少し緊張しています」

 ワールドカップの決勝トーナメントでブラジルと対戦する。間違いなく、日本サッカーにとって歴史的なビッグマッチだ。伊東自身も、その重みを感じているのだろう。

「ブラジルに勝ったら、多分、日本も相当盛り上がると思うので、その手助けができればいいかなと思います」

 伊東にとっても、キャリアで最も重要と言っていい一戦になる。だからこそ、緊張感もある。実際、本人の口から「緊張している」という言葉を聞いたのは、筆者にとっても今回が初めてだった。
 
「ワールドカップなので、多少は緊張します。前回もそうだったので。でも、楽しみのほうが大きいです。試合に入ってしまえば問題ないので、緊張も含めて楽しめればいいかなと思います」

 ただ、その表情に悲壮感はない。むしろ、その緊張さえも楽しもうとしているように映った。

 いつも通りのマイペースさを失わず、ブラジルに立ち向かえるか。昨年の対戦でも相手守備陣を苦しめたスピードスターが、再び世界屈指の強豪を混乱に陥れる姿を期待したい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
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