長友佑都が森保監督の変化を感じた【写真:徳原隆元】

写真拡大

スウェーデン戦に途中出場し、エランガを封じる役割を担った

 森保一監督率いる日本代表は現地時間6月25日、FIFA北中米ワールドカップ(W杯)グループFの第3節でスウェーデン代表と対戦し、1-1で引き分けた。

 試合後、途中出場したDF長友佑都が決勝トーナメントのブラジル戦に向けて「ちゃんと戦略持って、冷静に戦うべきだ」と、自身の経験を踏まえた決意を語った。

 ここまでの2試合は出番がなく、「悔しさはもちろんあった」というなかで迎えたスウェーデン戦。負けられない状況下で途中投入され、相手の快速アタッカーであるFWアンソニー・エランガを封じる役割を託された。「森保さんが信頼してくれてるんだなっていうことがまず嬉しかった。全然ビビらなかったですね」と意気に感じ、見事に守備をクローズさせた。

 攻撃でも鎌田大地からのパスを引き出し、クロスを上げる場面を作った。「僕に仕事をしろというような大地のパスだった」と振り返るとともに、ピッチに入る際に後輩たちが「魂の叫び」のような声援を送ってくれたことには、「エグいぐらい応援してくれた」と笑みをこぼし、チームの結束力の高まりを実感している。

 決勝トーナメントの初戦で激突するのは、王国ブラジル。大一番を前に、長友は指揮官の振る舞いに感銘を受けた。親善試合で勝利しても決して満足せず、「本当のブラジルは違う、本番は違う」と厳しさを漂わせる森保監督について、「目が笑ってない。だから僕らも引き締まる」と言及。闘志むき出しの「闘将」へと変貌した姿に、「エネルギー、ボルテージがグワッと上がる。グッときている」と熱い信頼を寄せた。

「優しさと厳しさを兼ね備えて。4年前よりも「熱」というか。なんか「闘将」っていうようなイメージになってきてます」

 チーム一丸となってブラジルに挑むにあたり、長友が鍵に挙げるのは「戦略」と「冷静さ」だ。念頭にあるのは、2-0とリードしながら逆転負けを喫したロシアW杯のベルギー戦。「正直勢いだけで行って、結局それを裏返された。向こうは全部戦略を持ってやってきた」と痛恨の記憶を振り返り、決勝トーナメントにおいては熱さだけでなく、賢さやずる賢さが必要になると説く。「90分で勝ち切れない場合の延長、そしてPKまで。そのプランを一つずつみんながブレずに」と、後輩たちに経験を還元する覚悟を示した。

 長いキャリアで積み上げてきたものを証明する絶好の機会が目の前にある。「何度言いますけど、どれだけチームが団結できるかっていうところだと思う。ブラジルに絶対上回ってる自信はある」と力を込めた長友。「素晴らしい試合見せます」と力強く宣言し、勢いだけではない、したたかで冷静な戦いぶりで強敵撃破を見据えた。(FOOTBALL ZONE編集部)