狙いはマレーシア富裕層 石川最大の生産果実“ナシ”を売り込み 販路拡大への取り組み進む
8月下旬から収穫が始まる石川県産のオリジナルブランド梨「加賀しずく」。県内で作られる果実の中で最大の生産規模となっているのが、この加賀しずくをはじめとした“ナシ”です。今、その販路拡大に向けてさまざまな取り組みが進んでいます。
なめらかな口当たりと上品な甘さ。石川県が16年かけて開発したオリジナルのブランド梨「加賀しずく」です。
25日、金沢市内のほ場では、生産者らが集まり、8月下旬の収穫に向けて生育状況を確認していました。
■石川県梨協会・奥野 泰久 会長:
「(今後)暑くなりすぎず、適度な暖かさがあれば、非常においしいナシに仕上がると思います。今後、力入れて生産量を増やして、皆さんに食べていただけるように頑張っていきたい」
年々生産が拡大している県産のナシ。
石川県によりますと、おととしのナシの販売額は、県内で生産された果実全体の半分以上を占める約5億7000万円。
ブドウやカキを上回り、石川を代表する果実となっています。
こうした中、さらなる販路の拡大に向けて県が進めているのが…
■石川県ブランド戦略課・山出 光司 課長:
「マレーシアの富裕層マーケットを中心に、石川県が一定量の収量を確保できるナシを、現地でテスト販売をすることによって、実際にマーケットがあるのかどうか」
海外への輸出拡大に向け、新たな市場となるマレーシアでのテスト販売です。
県産果物の輸出は、現在、単価の高い高級ブドウ「ルビーロマン」が中心となっていて、台湾などで販売フェアも行っています。
こうしたことを切っ掛けに海外でも認知度も高まりつつあり、県はこの方法でナシの輸出拡大にもつなげたい考えです。
さらに期待できるのが…
■石川県ブランド戦略課・山出 光司 課長:
「マレーシアはすごく富裕層が増えているということと、EPA経済連携協定をわが国に結んでいますので、非常に輸出しやすい環境が整っている。かつ、円安が進んでいるというのもございますので」
関税を撤廃する経済連携協定が結ばれているため、関税ゼロでの輸出が可能なマレーシア。
新たな市場の開拓に向けたテスト販売は、夏以降に実施する方針です。
