「ピカピカ光ってるわ」 好調ガイアフォース 鼻息でチップを吹き飛ばして遊ぶリラックスムードでG1初制覇へ
これは大好きなガイアフォースについて記者の自己満足で書く、記事というよりほぼ“ラブレター”です。安田記念の馬券の参考には全くならないと思うので、彼のことが好きな同志のみお読みください。
午後3時24分。推し(ガイアフォース)が府中にやってきた。パドックや検量室前で見たことはあったが、ここまで近くで見られるチャンスは初めて。目の前で見るガイアフォース(牡7歳、栗東・杉山晴)は、写真そのままで目がくりくりしていてかわいい。午後1番の便で到着し、馬運車から出てきたと思ったら舌をペロッと出している。さすが“エンターテイナー”である。
馬房に入ったらまず腹ごしらえ。次に床のチップを鼻息で飛ばして穴を開ける遊びをスタートした。Xで見たことのあるミステリーサークルの完成に、ファン兼記者は大興奮。「どんくさいから(笑)膝をたたまないと寝転がれないのに、まだ膝が前に出している。結局チップのないところに膝を落とす。何をしてんねん(笑)」と担当の小川さんの解説通り、掘った穴に寝転がる不器用な子だ。あまりに息ピッタリな2人に、取材中はずっと笑いっぱなし。人馬ともに愛されキャラだなと感じた。
今回で8度目の東京競馬場は慣れたもの。普段の様子と比べて、「余裕のないときは寝たりしない。知っている場所だし、リラックスできているみたい」とチップを浴びている相棒を笑顔で見つめていた。コンビを組む横山武史騎手(27)=美浦・鈴木伸=も、「相変わらずうるさい面もあるし、走りもドタバタ。元気があって、いい意味で変わっていない」と話すほど、7歳なのに元気過ぎるぐらい元気。精神面もばっちりで、無邪気な姿に癒やされた。
馬の状態を伺うと、小川さんは「具合は見てもらったら分かる通り、ピカピカ光っとるわ。お尻も盛り上がっている。キレイやろ?」と自信満々。薄い肌にツヤツヤの毛並み、フォトパドックで見るよりメリハリのある美しい筋肉のついた好馬体だ。これまで状態が最も良かったのは23年の天皇賞・秋という。今回はドバイ遠征帰りでも全く心配はなく、「今もとにかくいい。気温が上がったらより良くなるねん」と明かした。明日は曇りのち雨予報だが、記者は日本一晴天の多い日に生まれた晴れ女。あしたは晴れ女パワーを存分に発揮したい。
この馬の好きなところを挙げるとキリがありませんが、一番好きなのは表情が豊かなところ。上からのぞき込んだり、音のする方へ耳をピコピコ動かしたり。それも落ち着きがない動きとは違い、単にいろいろなものに興味があるように見えた。小川さんが少し見えなくなっただけですぐに嘶き、大きな瞳で一生懸命その姿を探すシーンも。探し人は「仲良くやってますわ(笑)」とニッコリ。少しの時間でも、ファンが多い理由を肌で感じることができた。
4度目の安田記念は、約3年ぶりに勝利した昨年10月の富士Sと同じ、オレンジ枠で出走予定。小川さんも「ファンのために頑張ってほしい」と期待をかけた。シルバーの美しい馬体に惚れましたが…もうG1でシルバーメダルはいらない。明日こそは金メダルを取ってほしい。(デイリースポーツ・野里美央)
