広島の三越で福岡の店舗にある人気ブランドを体験!商品がまるで手元にあるような新しい購買体験をリモートで提供 NTT
●リアルタイム映像伝送の技術を三越で活用
三越伊勢丹グループは、地域百貨店においてエリアでの集客とお客さまとの関わりを深める取り組みを行っている。その一環として、首都圏などの主要店舗と地域百貨店が連携した販売体制を強化することで、それぞれの店舗での顧客との満足度向上と利用拡大をめざす活動を進めている。
●地域間の顧客送客の可能性を検証

広島三越と九州一のブランドラインナップを誇る福岡の岩田屋三越でリアルタイム映像伝送が可能な環境を構築し、広島三越にいる顧客に対してリモートで岩田屋三越の商品を紹介し、地域間の顧客送客の可能性を検証した。

今回は、NTTコミュニケーションズが提供する「OPEN HUB Window」とコノキューが提供する「MiRZA」、「NTT XR Real Support」を用いて約250km離れている広島と福岡を接続し、広島三越にはないブランドの商品など、離れた店舗にある商品が手元にあるように感じる新しい購買体験を実際の顧客に提供した。体験した顧客にはアンケートを行い、実際に福岡の岩田屋三越に来店し、買い物をしたくなるかを検証した。
●取り組みで活用したデジタル技術
●OPEN HUB Window

高精細(4K)・等身大での映像・音声通信を低遅延で実現し、離れていても同じ場所にいるかのようなコミュニケーションを可能にするディスプレイ型のコミュニケーションデバイス。
●MiRZA、NTT XR Real Support

NTTコノキューデバイスが開発したXRグラスで、着脱のしやすさ・疲れにくさを重視し、約125gの軽量で一般的なメガネに近い形状を実現した「MiRZA」と、XRグラスのカメラ映像の伝送、およびMR技術を活用したビデオ通話機能を持つ「NTT XR Real Support」を組み合わせて提供。
XRグラスを活用することで、ハンズフリーで遠隔地と会話をしながらの商品の紹介・接客を可能にした。
●各社の役割
NTTコミュニケーションズ
本取り組みの企画、プロジェクト管理、「OPEN HUB Window」の提供、映像伝送システムの構築・提供
NTTコノキュー
「MiRZA」、「NTT XR Real Support」の提供
広島三越、岩田屋三越
顧客の集客、外商員・ストアスタイリストによる接客、テナント企業への協力依頼
●今後の展開
今回の取り組みで体験した顧客からは、「OPEN HUB Windowの映像が鮮明で商品細部まではっきり見えたので、本当に来店した感覚を味わえた」「(MiRZAをかけて)店舗を歩いている視点からの映像を見られたので、生中継感がありワクワクした」との評価を得たとしている。また本取り組みでの接客体験後、実際に広島から福岡の岩田屋三越へ来店された顧客もいたとのことから、地域間の顧客送客の実現に一定の効果を確認できたとしている。
今後は、「OPEN HUB Window」や映像伝送システムに加え、将来的にはIOWNやAIなどのデジタル技術を活用して、首都圏の店舗と地方店舗を繋ぐことで、地域のお客さまのニーズに対応した高品質な接客の実現をめざす。
