シャープの新エントリースマホ「AQUOS wish4」のメーカー版がKDDIのIOTを完了!

KDDIは26日、同社が提供している携帯電話サービス「au」および「UQ mobile」、「povo」や仮想移動体通信事業者(MVNO)が提供するau回線を用いた携帯電話サービスなどのau回線で利用できる相互接続性試験(IOT)をクリアしたIOT完了製品に新たにシャープが販売する5G対応エントリースマートフォン(スマホ)「AQUOS wish4」の日本におけるオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)「AQUOS wish4(型番:SH-M27)」を追加しています。

これにより、AQUOS wish4 SH-M27がau回線のネットワークに公式に対応し、auなどにて音声通話やデータ通信が利用できることがKDDI公式に案内されました。またすでにUQ mobileでは対応端末に追加しているものの、povo2.0ではまだ動作確認機種としては掲載されていませんが、今後に追加されると見られます。ただし、MVNOについては最終的には各MVNOの公式Webサイトなどで公開されている動作確認機種をご参照ください。


AQUOS wish4 SH-M27はシャープが2021年12月より展開している“シンプルで飾らないスマホ”をコンセプトに開発したエントリー向け「AQUOS wish」シリーズの第4弾「AQUOS wish4」のメーカー版で、画面が大型化しながらも割れにくくなり、電池持ちも大幅に向上したほか、新たに今季よりAQUOSブランドを刷新して同時に発表されたエントリースマホ「AQUOS R9」とともにデザイナーの三宅一成氏が設立した「miyake design」監修によるデザインに一新し、外観はリアカメラを囲う円でも四角でもない“自由曲線”と不揃いなレイアウトが印象的なシンプルさと存在感を併せ持つ独創的なデザインとなっています。

またさらりとした心地よい手触りの質感で、ナチュラルな風合いのカラーを採用し、引き続いて本体筐体に再生プラスチック材を約60%使用しているほか、サイドキーには再生アルミ材を100%使用し、本体の塗装には大気汚染の原因となる揮発性有機溶剤(Volatile Organic Compounds)の含有量を抑えた低VOC塗料を使用したことによって塗装剤を削減しており、シャープでは持続可能な社会を見据えてできることから取り組んでいるとしています。サイズは約167×76×8.8mm、質量は約190g。


防水(IPX5およびIPX8)や防塵(IP6X)に加えて耐衝撃をはじめとする米国国防総省基準(MIL-STD-810H、MIL-STD-810H)の18項目にも準拠して高温・低温環境や衝撃にも強く、汚れてもハンドソープでの洗浄やアルコール除菌シートでの拭く取りが可能なため、日常生活で気兼ねなく使えるようになっています。さらに新たに画面がコンクリート路面上への落下想定試験をクリアした強化ガラスで覆われており、外出先で不意に落としてしまっても割れにくい強度を実現しています。

画面は上部中央に水滴型ノッチ(切り欠き)を配置したアスペクト比9:20.15の縦長な約6.6インチHD+(720×1612ドット)TFT液晶(約1677万色表示)を搭載し、大きく見やすい表示で学習や調べものにもより便利に使えるようになり、リッチカラーテクノロジーモバイルやアウトドアビュー、リラックスビュー、最大90Hzリフレッシュレートに対応しています。またノッチ部分には1/4型の約800万画素CMOS/広角レンズ(F2.0、焦点距離26mm相当、画角78°)を内蔵し、マスクをしたままでも使える顔認証に対応したほか、生体認証としては側面指紋センサーを搭載しています。


主な仕様はチップセット(SoC)としてMediaTek製「Dimensity 700(型番:MT6761)」(オクタコアCPU「2.2GHz×2+2.0GHz×6」)を採用し、内蔵メモリー(RAM)が4GB(LPDDR4X)、内蔵ストレージが64GB(UFS 2.1)、外部ストレージがmicroSDXCカードスロット(最大1TB)で、AQUOS wishシリーズで最大容量となる5000mAhバッテリー(取外不可)を搭載し、充電が難しい外出先でも安心して使え、フル充電から1日1時間の利用なら1週間使用することが可能です。

リアカメラはAQUOS wish3と比べて約31%集光量がアップした1/2.76型の約5010万画素CMOS/広角レンズ(F1.8、焦点距離25mm相当、画角79°)で、独自の画質エンジン「ProPix lite」と合わせて夜景や人物の背景をぼかしたポートレートも美しく撮影可能となっています。携帯電話ネットワークは5G NR方式のSub6に対応し、対応周波数帯は以下の通りとなっており、ミリ波や5G SAは対応せず、SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応しています。

5G NR: n1, n3, n7, n28, n38, n40, n41, n77, n78, n79
4G LTE: Band 1, 2, 3, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 28, 38, 39 (sXGP), 40, 41
3G W-CDMA: Band I, V, VIII
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz


その他の仕様はおサイフケータイ(FeliCa)やNFC Type A/B、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.3、急速充電(PD3.0)、USB Type-C端子、3.5mmイヤホンマイク端子、FMラジオ(ラジスマ対応)、位置情報取得(A-GNSS:GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSSなど)、加速度センサー、照度センサー、ジャイロセンサー、電子コンパスなど。ワンセグやフルセグ、赤外線通信、ワイヤレス充電には非対応。

OSはAndroid 14をプリインストールしており、発売日から最大2回のOSバージョンアップと3年のセキュリティーアップデートが保証され、スマホの使い過ぎを抑制できる「Google ファミリー リンク」に対応した「ジュニアモード」やシニア世代向けに文字を大きく太く表示できる「かんたんモード」に対応するほか、電話帳に登録されていない番号から着信があった場合に応答する前に自動音声で名前と用件を確認できる迷惑電話対策機能を搭載しています。その他の詳細な製品情報は以下の記事をご覧ください。

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記事執筆:memn0ck


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