高校生の息子に最新の「MacBook」をねだられました。高校生に買い与えるには高すぎますか?
MacBookの性能
まずは、2024年6月のMacbook(M3チップ搭載モデル)の性能を確認していきましょう(表1)。
表1
駆動時間 最大18時間 最大18時間 最大22時間 最大22時間 ポート USBポート×2 USBポート×2 USBポート×2
HDMIポート
SDXCカードスロット USBポート×3
HDMIポート
SDXCカードスロット
表はApple公式サイトを基に筆者が作成
最新のMacbook Airシリーズが13インチ・15インチの2種類、さらに性能の高いMacbook Proシリーズが14インチ・16インチの2種類展開されています。
Macbook Proは、Macbook Airと比較すると全体的な性能が高く、HDMIポートも搭載しているため、さらに用途が広がります。
MacBookの価格
次に、2024年6月時点のMacbookの価格について確認します(表2)。
表2
(税込) 149,800円 179,800円 232,800円 366,800円
表はApple公式サイトを基に筆者が作成
性能に合わせた価格設定がされており、公式サイトの学生・教職員向けストアページからアクセスすることで割引価格での購入が可能です。
13インチMacbook Airと性能が高い16インチMacbook Proを比較すると、約2倍近く価格が異なるため、Macbookの使用目的に合わせて、必要な性能を選択しましょう。
高校生の必修科目「情報Ⅰ」
小中学校と同様に、高校においてもIT端末を活用した授業が行われています。2022年度に学習指導要領が改定されたことにより、プログラミング教育を行う「情報Ⅰ」は今や必修科目です。
プログラミング教育を通じて、情報セキュリティを含むネットワークやデータベースの基礎について学習するとされ、授業を通じて社会で役立つスキルを身に付けます。
以上の通り、学校ではIT端末による授業が必修となっています。しかし、「端末の値段が高い」「インターネットやSNSに不安を感じる」「本当に必要かわからない」などの理由により、まだIT端末を導入していない学校や家庭もあるようです。
やりたいことを実現する
小中学校でIT活用が必要となるだけでなく、高校生になると調べた内容についてプレゼンテーションしたり、論文やレポートを書いたりする探究学習も増えてきます。
また、高校生になるとインターネットの活用やオンラインによる授業などを通じて、個人で具体的にやりたいことがでてくる時期でもあります。そのため、高校生に買い与えるには高すぎると断言することはできないでしょう。
音楽制作や動画編集、プログラミングなど、クリエイティブな活動に興味を持つ高校生も増え、それに伴い高い性能を持つ端末を求めるケースも少なくありません。
さまざまな情報に触れ、個人のやりたいことを実現するためにも、求める性能や機能にあった端末選びが重要です。
出典
文部科学省 高等学校学習指導要領 情報科関係資料
文部科学省 教育の情報化の手引き-追補版-(令和2年6月)第3章
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー