パンデミックのおかげで、ホカのようなランニングシューズブランドの売上は、特にマーケットプレイスで飛躍的に増加している。オン(On)は2023年11月、2年前のIPO(新規公開株)以来最大の粗利率を達成し、ニューバランス(New Balance)やアシックス(Asics)はStockX(ストックエックス)でブラックフライデー(Black Friday)における過去最高の売上を記録した。ブルックスランニング(Brooks Running)はこの2年間の記録的な売上に支えられ、2023年7月にリセールへの展開を行った。このように多くのブランドが消費者の注目を集めようと競い合うなかで、「ランニングカテゴリーの競争は明らかに激化している」と、サーカナ(Circana)のフットウェア業界アナリストであるベス・ゴールドシュタイン氏は米モダンリテールに語った。「各ブランドは、より軽量で速く走れる一方、より見た目も良く、よりクッション性の高いシューズを出そうとしている。すべてのブランドが、現在市場にあるシューズよりも抜きん出たものを作ろうとしている」。現在のところ、鍵となるのはイノベーションだが、柔軟性も同様に重要だと、ゴールドシュタイン氏は語る。ホカはパフォーマンスシューズで有名になったが、その売上の多くはカジュアルに履けるシューズを求めていた人々によるものだ。その点を考慮すると、対極に位置するシューズを開発し、それらの技術をさまざまな商品に組み合わせ、適合させるというホカの戦略は理にかなっているとゴールドシュタイン氏は言う。さらに、多くのアパレルやフットウェアブランドは、商品にパフォーマンス要素を取り入れていると同氏は指摘する。たとえばアスレジャーは、レギンスやスウェットだけでなく、通気性がある機能的な素材も取り入れるようになってきた。ジャケットやシャツ、ソックスには吸湿発散性や防臭性を備えた技術が採用されている。同様に、ホカも顧客にパフォーマンスと快適性を提供したいと、ブロー氏は話す。「ホカのイノベーションは止まらないし、顧客の体験をより優れたものにできないかという問いに答え続けていく」。[原文:Ahead of the Olympics, Hoka launches new shoes for both running professionals and amateurs] Julia Waldow(翻訳:ジェスコーポレーション、編集:都築成果)Image via Hoka