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 カップ焼きそば「ペヤング」でお馴染みの『まるか食品』より、新フレーバー「ペヤング ねぎ塩マヨやきそば」と「ペヤング ねぎラー油やきそば」の2種類が、5月24日に発売スタートとなりました。

 常に予想の斜め上を行きすぎるフレーバーを発表して、熱烈なファンでさえも混乱と困惑のラビリンスへと誘ってしまうペヤングの新作メニューですが、今回は具材、テイストともに手堅いというか万人への優しさすら感じさせる内容。パッケージにプリントされたネギが果たしてどんな味わいをもたらしてくれるのか。期待と不安を胸に抱きつつ、2種類とも実食してみましたよ!

「ねぎ塩マヨ」を食べてみた!

希望小売価格208円(税込)

 まずは「ねぎ塩マヨ」から行ってみましょう。こちらはさっぱりとした塩ベースのソースに、別添えのマヨネーズを入れることでコクのある味わいを楽しめる…とのこと。パッケージに続いてフタシートを開けてみると、ソースとマヨネーズが入った小袋とともに、乾燥ねぎがたっぷり入った小袋が。なるほど、今回は完全に“ねぎのみ”の一本勝負というわけですね。

キャベツの代わりにネギが入っている

 麺の上に乾燥ねぎを開け、熱湯を注ぐと…ふわっと漂うねぎの香り。3分待ってお湯を捨て、ソースをしっかりと混ぜたところでマヨネーズをかけて実食開始です。

 テイストは、まず最初に出てくるのがマヨネーズの味わい。その後にほのかに甘い「ペヤングの麺」の味、ショリっとした食感を伴ったねぎの味へと続きます。塩ベースのソースは、マヨネーズの強い味に押されて「これがソースの味わいか」と感じるまでには至らず、全体をまとめる隠し味的なポジションに収まっている感じです。いや、このソースがあるからこそ、単に“マヨ味一色のジャンキーな汁なしそば”にはならず、「ねぎ塩マヨやきそば」として成立するといった方がいいのかもしれません。

 キャベツがねぎに替わり、マヨネーズが適量&確かにあっさり仕上げのソースということもあってか、本当にペロッという感覚で食べ切りました。

 評価は“特にすごく美味いというわけでなく、かといってこれはアカン的な要素もなし”で、5点満点なら星2~2.5といったところ。まあ、このテイストで味的に強いインパクトがあったとしたら、それはそれでちょっと違うような気もします。

「ねぎラー油」を食べてみた!

希望小売価格208円(税込)

 微妙な肩透かしを食らった感はカップとともにゴミ箱へ。気を取り直して、2杯目の「ねぎラー油」へ行ってみましょう。

 ベースとなるキャベツなしの麺とたっぷり乾燥ねぎの小袋は同じ。ソースは…おお、明らかにラー油が入ってるなこれ。3分待ってお湯を切り、ソースをかけてよーく混ぜます。ねぎの香りとともに、ラー油独特の辛そうな香りが漂います。ではさっそくいただくと…あ、こっちは美味いぞ! ソースは醤油をベースにラー油とガーリックの旨みをプラスした仕様というだけあって、しっかりとした旨みとさほど強くないラー油のピリ辛具合がいい感じに重なり、例えるなら細麺の油そばのようなテイストになってます。

 敢えて突っ込みを入れるなら、ねぎの存在感がやや希薄なところでしょうか。具材としての食感がどうしても弱く感じます。パッケージにデカく書かれている主役なら、もうちょっとグイグイ出てきてくれた方がいいのではないかなと思った次第。

 …と、あれこれ思いを巡らせながら、こちらもペロッと完食。うん、美味かった! 評価は星3.5~4ということで、「ねぎラー油」に軍配を上げさせていただきます。

左「ねぎラー油」、右「ねぎ塩マヨ」

 ペヤングの麺は「ねぎ塩マヨ」の項でも触れましたが、若干の甘味を持っているのが特徴。これが「ねぎラー油」のピリ辛テイストとよくマッチしているように感じました。あともう一点は、やはりねぎの存在価値。風味自体はしっかりと活きているんですが、レギュラーのキャベツに比べてサイズと食感が物足りない気がします。この辺は個人差によるものでもありますし、その辺の確認を含めてぜひ皆さんも実食してみてください。

 なお、「ペヤング」の新フレーバー開発に情熱を燃やし続ける『まるか食品』。次の新たなフレーバーがすぐに登場するかもしれませんので、購入はぜひお早めにどうぞ!

●DATA

ペヤング 「ねぎ塩マヨ焼きそば」&「ねぎラー油やきそば」

発売開始日:2021年5月24日(月)~
http://www.peyoung.co.jp/