アルファードに好適!? グッドイヤーのミニバン専用タイヤ「E-Grip RVF02」はホントに快適か
【温暖化でスタッドレスタイヤの重要性が高まる?】
そんな欲張りなタイヤあるものか、と思うかもしれないが…あった。グッドイヤーのミニバン専用タイヤ、E-Grip RVF02(正式にはEfficient Grip RVF02)は、そんなミニバンユーザーの希望を叶えてくれるタイヤに仕上がっていた。
●E-Grip RVF02は2021年3月より発売を開始。サイズは全40で、13~20インチをラインアップ
操縦性はしなやかで穏やか。ハンドルを切り出すと、スイーっといった感じで応答が穏やか。微小舵角から反応が出ているので、応答がダルなわけではない。だが鋭さを抑え、同乗車が安心して乗っていられるような味付けになっている。
スラロームで応答性を確認すると、ハンドルを切り返したときの節度が印象的。反応は穏やかだがスリップアングルが過大になっているわけではなく(つまりハンドルを無闇に切る必要がなく)、ハンドルを切った分だけ素直に曲がる感じ。
しかも路面のあたりが柔らかなので、特に低中速域の乗り心地にざらつきがなく上質。試乗したのがクローズドコースだったので、中高速域の乗り心地に関してはチェックしきれていないが、タイヤのたわみ感やトレッド面の当たりのしなやかさを勘案すると、期待できると思う。
何より驚いたのが、ウエットグリップのよさだ。ウエット路面でもちゃんと路面とのコンタクト感があり、手応えが明瞭なのだ。特にリヤの安定感が高く、安心感が高い。同時に試乗したオールシーズンタイヤ(ゴムが柔らかいのでウエットグリップがいいほう)よりもよかった。
タイヤグレーディングを確認すると、転がり抵抗/ウエットグリップ=AA/b(40サイズ中32サイズ)。試乗したアルファード用235/50R18サイズはAA/bだ。印象としては転がり抵抗はA寄りのAAかなぁという印象だが、ウエットグリップが予想以上によく、それでいながら出足の軽さはが実感できる程度には転がり抵抗が少ないのだから、性能としては十分だ。燃費の向上も期待できる。
アルファードとのマッチングもとてもよかった。アルファードは大きく、高く、重く、その割にタイヤはそれほど太くないので、特にフロントタイヤへの負担が大きいクルマだが、今回タイヤが不足に思える場面はまったくなかった。ミニバンの特性と、乗る人への安心感や快適性をしっかり作り込んだタイヤに仕上がっていると思う。
●ピッチ数や接地形状の最適化により、ノイズを抑制。多人数乗りミニバンに好適な静かさをうたっている
〈文=斎藤 聡 写真=山内潤也〉
