ジョージ・クルーニー、仕事は役ではなく台本で選ぶ

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ジョージ・クルーニー(59歳)は、「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」の後、役ではなく台本で選ぶべきだと学んだそうだ。

1997年の同作でバットマン役を演じたジョージは、自身の出来があまり良くなかったことを認めつつも、主役を演じる時はその映画の成功や失敗の「責任」を負うことから、役よりも作品全体を見ることが大切だと分かったのだという。

ジョージはエンパイア誌にこう語る。

「この映画での僕は酷かった。酷い映画だよ。そして僕がその責任を負わされた。変な意味でね」
「それで、気が付いたんだ。 『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』 でバットマン役をやるんだったら、責任をとらされるってね。そんな事は思いもしなかったよ」
「当時の僕にとっては、それは俳優が役を得るってだけのことだったけど、その瞬間から『台本を選ばなきゃならない、役じゃない』ってなったんだ。だから次の脚本は『アウト・オブ・サイト』で、その次は『スリー・キングス』、そしてその後は『オー・ブラザー!』をやった。台本は物凄く変わったよ」
「みんな『バットマン』は良くなかったと言うけど、僕にとっては、それを教訓としてとらえられた事は良かったよ。キャリアの終わりではなくね」

またジョージは、セットで誰もが「つらい時間」を過ごしていたので、同作の製作は楽しいものではなかったと認める。

「楽しい経験ではなかったよ。ジョエル・シュマッカーは大好きだし、共演者も大好きさ。でも誰もがつらい時間を過ごしていた。緊張感がただよっていたよ。撮影に8か月ぐらいかかったしね」
「 『バットマン』 を週に4日やりながら、『ER緊急救命室』も週に3日やっていて、1週間7日(労働)。あれは、長くてつらい仕事だったとしか言いようがないね」「問題が沢山あった。でも問題の1つは、僕が良くなかった事もある」
「自分を棚にあげて、他の皆を非難することなんて出来ないよ」と続けた。

一方で、過去にバットマン役を演じたマイケル・キートンとベン・アフレックが、新作「ザ・フラッシュ」で続役するが、ジョージは自分にその話が回ってくるとは思っていないそうだ。

「笑えるね。オファーの電話をもらっていないと気が付いたよ。どういうわけか、そんな電話はかかってこなかった」
「どうなるか分からないという事もあるけれど、僕はこれに関しては分かっているんだ」