「NTT」5期ぶり減益見込む、ドコモ頼み脱却どう図る?
「20年3月期を底に早期に収益回復を図りたい」―。NTTの澤田純社長は決算発表会でこう強調した。稼ぎ頭のNTTドコモは、6月に実施する新料金プランの導入で2000億円規模の顧客還元を実施する影響で営業利益が前期比18・1%減と、同1800億円減る見込み。
澤田社長は20年3月期を「改革をスタートする年にする」と位置づける。改革の担い手となるのが、あらゆる産業を人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)でスマート化する「スマートワールド構想」の具現化だ。スマートエネルギー事業を担うNTTアノードエナジーを6月3日に新設するなど、各産業のスマート化を支援するサービスの提供体制の構築を本格化する。もう一つの改革が海外事業の強化。再編したグローバル事業会社の本社を英国に置いて7月に営業を始め、24年3月期に海外売上高を19年3月期比32・2%増の250億ドル(約2兆7500億円)の達成につなげる。
