国立大よ、もっと経営努力を!文科省が「交付金」に仕掛けた思惑
「重点支援枠」はこれまで、地域、特色、世界の三つの枠組みを基に、各大学自ら設定した教育研究活動と指標により評価していた。今回は「経営力強化で共通指標を立てた上での相対評価」(高等教育局・国立大学法人支援課)の導入に踏みきる。
寄付金や共同研究費の獲得、業績評価など人事給与改革の状況が対象。運営費交付金に頼らず、自主財源比率を高める経営努力を求める。評価は三つの枠組み別にするか検討する。内閣府も国立大の外部資金獲得に注目した上乗せを要求、大学の努力の見返りが大きくなりそうだ。
ゼロが続いていた老朽化した設備更新の約206億円も目を引く。消費増税に合わせた経済対策のチャンスだからだ。想定するのは遺伝子解析システム、低温環境をつくりだすヘリウム液化装置など。学内研究所の共同利用・共同研究での予算は18年度比約31億円増の約96億円。設備費・旅費を含む共同研究費で、新たに若手参加の計画を支援する。
