海中でワイヤレス給電、海中ロボの長期間自律稼働が可能に
ワイヤレス給電は電磁界共振結合方式を採用した。送電側と受電側のコイルが多少ズレても給電できる。一般に海中で電極を接続して通電させると海水でショートするリスクがあった。
装置を自律型海中ロボ(AUV)に搭載したところ、研究室では10時間で1400ワット時の充電ができた。同AUVの電池容量は5000ワット時のため1日半充電すると満タンになる。
神奈川県平塚市の平塚新港で実証実験を行うと、海流や波にあおられながらも最大400ワット送電できた。3本のドッキングガイドで機体やコイルの位置を固定した。
洋上風力発電機の点検などには給電ケーブルでつながった遠隔操縦式の海中ロボが利用されている。点検調査を自動化しようとしても、ケーブルが構造物に絡まるリスクがあり、充電のために船上に回収する必要があった。海中で充電できれば充電ステーションを設置して、一定エリアを自動で点検するような運用が可能になる。
