EV・ADAS向けコネクターで日本航空電子が欧州を攻める
日本航空電子工業の欧州車向けコネクターの売上高は約100億円。車載カメラへの搭載数が増加しており、デジタルカメラ用コネクターが売上高の半分占める。残りはボディー向けや安全装置向けのコネクターなど既存のニーズに関わる製品が多い。
試作品は既存の需要ではなく、新機能の需要を捉えたコネクターとして拡充する。欧州市場は今後、EV化が進むほか、自動運転や先進運転支援システム(ADAS)で通信が高速化するため、高速伝送用コネクターやEV向けコネクターの需要が増加している。同コネクターが採用されれば、売上高が2倍になる見込み。量産は現地法人のJAEフィリピン(カビテ州)の工場で行う。
航空電子は13年に欧州地域の自動車市場を攻略する「欧州プロジェクト」を開始。英国やドイツ、フランスなどに拠点を整備した。先駆けてデジタルカメラ用コネクターを投入したことで欧州車に採用され、日系メーカーへの横展開などにも寄与した。16年以降は欧州内の拠点に営業や技術、マーケティング機能を追加。顧客とのコミュニケーションや本社との製品開発を円滑化させた。
