狭い日本の道路で「3ナンバー」はなぜ売れる?過去最高の販売に
登録乗用車は、全長4700ミリメートル・全幅1700ミリメートルに収まる「5ナンバー」の小型乗用車と、それよりも大きい「3ナンバー」の普通乗用車で構成する。
自販連は要因について「事実として普通車の車種ラインアップが増えた」と説明する。スズキのコンパクトカー「スイフト」のスポーツモデル「スイフトスポーツ」は、17年9月のモデルチェンジで3ナンバー化した。走行性能を高め、よりスポーティーなイメージで訴求したいというのが理由。これまでスイフトスポーツは海外モデルは日本でいう3ナンバーで、国内向けのみ5ナンバーだった。
またトヨタ自動車はコンパクトカー「アクア」のスポーツ多目的車(SUV)テーストのモデルを小型から普通に切り替え「アクア クロスオーバー」として17年6月に発売した。フェンダーなどを大型化し、よりSUVらしい雰囲気にした。
スズキ、トヨタともに、空間を広げ居住性を高めることが目的ではなく、走行性能やデザイン性を高めた結果として3ナンバー化した格好だ。一方、マツダはSUV「CX―8」を17年12月にラインアップに加えて投入した。同社にとり国内で最もサイズの大きなSUVで、3列シートに7人乗れる仕様だ。
5ナンバー車は狭い日本の道路に馴染(なじ)むサイズとして普及してきたが、デザイン性向上や居住性確保という理由で、3ナンバー車に押される展開となっている。
(文=後藤信之)
