素人財務相が「あとから振り返れば歴史に残るような節目の国会になると思う」と述べた通常国会を控え、23日の日本経済新聞の紙面は、「公正・公平性」を忘れた、「増税」と「TPP促進」の広報誌と化したかのようであった。なかでも、「谷垣氏の君子豹変をみたい」という社説は、その内容も、論理展開も、日本を代表する経済紙とは思えない情けないものだった。この社説の〆の文章は「野田佳彦首相は先に『君子豹変す』と宣言した。