米国のケーブルテレビネットワークCNNが「世界で最も気持ち悪い食品」としてピータンを選んだことに対して、中国最大のピータン加工企業は4日抗議文を発表した。中国新聞網が伝えた。

　抗議文をCNNに送りつけたのは湖北神丹健康食品有限公司で、文章は劉華橋会長以下従業員3000名の名義となっている。冒頭でピータンについて「中国人民の偉大な発明であり、中国や世界各地の消費者20億人に深く愛されている」として、低コレステロールであることや中国伝統医学上の効能を説明した。

　その上で、CNNの選定について「科学的根拠がなく、選定者自身もピータンを知らない。他国の伝統食品にケチを付けようとするのは彼らの無知や傲慢によるもので、文化風習に対する不敬だ。選定結果を取り消すとともに、中国や世界各地のピータン消費者への謝罪を求める」と抗議した。

　劉会長は「伝統的な中華飲食文化のために、さらに法的手段に出る考えもある」とコメントした。（編集担当：柳川俊之）



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