ドル/円相場は昨日の下落によって、先週後半からの78.00円前後でのこう着状態から脱した印象もある。しかし、日本の覆面介入への警戒感が強い中ではなかなか安値を次々と試す展開にはなりにくいと見る。他方、米金融緩和観測が根強くある以上、ドルを大きく買い進めるような流れも考えにくい。為替市場のメインテーマが欧州債務問題を軸に動くユーロである、ということもあり、ドル/円には本日も大きな方向感が出ない展開が