過労死ラインをオーバーする「90時間超の固定残業」は無効だとして、男性社員5人が7月26日、勤務先の自販機ベンダー「大蔵屋商事」(埼玉県川口市)に対し、未払い残業代として総額約2800万円を求めて、東京地裁に提訴した。原告5人は「自販機産業ユニオン」の組合員。このうち2人が記者会見に出席し、「団体交渉を続けてきたが、合意にいたらなかったため訴訟を決断した」と説明した。●契約書もなかった訴状によると、男性たちに