ブライトコーブは、オンライン動画プラットフォーム「Brightcove Video Cloud」に、より低価格な「Brightcove Video Cloud Express」日本語版と、スマートフォンやタブレット向けのコンテンツ アプリ プラットフォーム「Brightcove App Cloud」日本語版の両クラウド型サービスを4月12日より販売開始すると発表した。

Brightcoveでは、アップロードされた各動画に最低6つのレンディションを作成し、ユーザー帯域幅を自動的に検出し、ストリームの途中で動的にレンディションを切り替えることにより、品質を保証する。

Video Cloud Expressは、ブライトコーブの主力サービスであるVideo Cloudの小規模サイト向けエディションで、手軽なクレジットカード決済で利用することができる。

Video Cloud Expressには、動画50本(配信量40GB)で9,900円/月、動画200本(配信量100GB)で19,900円/月、動画500本(配信量250GB)で49,900円/月の3つの料金プランが用意され、月単位でアップグレードすることもできる。

各エディションの違いは以下の図のとおり。

ブライトコーブ CEO兼代表取締役社長の橋本久茂氏は、YouTubeとの違いについて、自社にトラフィックを誘導できる、企業のブランドイメージを保てる、カスタマイズや制限をかけることができる点を挙げた。

また同社は、Expressのリリースを記念して、4月12日から6ヵ月限定で記念キャンペーンを実施。

キャンペーンを利用すると、動画1本の配信につき500円から利用を開始できる。

また同社は4月12日、AndroidとiOS向けのWebアプリのクラウド上の開発プラットフォーム「Brightcove App Cloud」の提供も開始した。

App Cloudでは、開発、リリース、コンテンツ配信、アクセス解析等の開発のライフサイクルを提供する。

開発は、HTML5、CSS3、Javascriptで行い、AppStoreに直接リリースする機能も持つ。

ユニークなのは、カメラ、アドレス帳、QRコードなど、ネイティブアプリでないと利用できない機能を、同社提供のAPIを利用することで可能になる点。

OSがアップグレードされた場合、APIも機能拡張され、ユーザーはコードを変更することなくリコンパイルすることで、新バージョンに対応できるという。

同社では、ネイティブアプリとWebアプリの両方のメリットを実現できるハイブリッドアプリの作成が可能だとしている。

ラインナップには、アプリの公開ができない開発用のデベロッパー版とアプリの公開ができる商用版があり、デベロッパー版は無償、商用版は有償で、商用版の価格は個別問い合わせとなっている。