とうとう明後日に迫ったワールドカップです。個人的にはユーロやコパアメリカなどがあるので、4年に1度の楽しみですねって感覚はあんまりありません。アジアカップもあるし。ま、でも楽しみですね。ここでは注目試合や選手や予想をつらつらやっていこうと思います。では、さっさとはじめます。

 ■Aグループ

 一位フランス、二位メキシコ。いたって順当な予想になっています。この組で注目されているのは、開催国がベスト16にいけるかどうかについて。恐らく開幕戦で勝ち点を得ることができれば、国内の機運が盛り上がる気がする。そうなると、ラグビーのように奇跡が起きるかもしれない。

 でも、開幕戦の相手がメキシコである。強豪国を相手にしても、頑として自分たちのサッカーを貫けるポテンシャルは半端じゃない。南アフリカでは、歯が立たない可能性がある。そんなメキシコの弱点はセットプレーやハイボールにある。この弱点を南アフリカがどのように解釈しているか、非常に興味深い一戦になりそうである。

 フランスは土壇場にきて動きが見えている。ラサナが離脱したことで、システムが変更したらしい。そして何よりのニュースがアンリが控えになっちゃった事件。まさかのドメネク覚醒かみたいな。フランスで試合を壊せそうな選手はアネルカとリベリである。そのアネルカを前線の中心に置くってのは、まさに理にかなっている。そして、マルダとアネルカのチェルシーコンビ、左サイドのリベリ、そしてブレイクが期待されるグルキュフ。監督が機能しているっぽいので、フランスは前評判を覆すと予想。

 で、ウルグアイ。情報がない。選手を眺めると、フォルラン。そして新鋭のルイススアレスが注目なのかな。見たことないけど。たぶん、3-4で引いて前線に任せるスタイルのままかなと。攻守分断サッカーをさせれば、めちゃくちゃな破壊力を要するので、その流れに相手を巻き込みたいところ。初戦のフランス戦が鍵を握っていそうである。2戦目の南アフリカはどっちに転んでも必死確定なので、初戦で勝ち点を得たいところである。

 なので、注目試合は初戦。南アフリカ対メキシコとフランス対ウルグアイ。このグループは初戦の結果でどうにも転ぶ可能性があるかなと。特にフランス対ウルグアイがやばそうである。フランスは引きこもるウルグアイを壊せるかどうか。

 ■Bグループ

 一位はアルゼンチン。二位はナイジェリア。予選は散々だったけれど、成長著しい選手が大勢いるアルゼンチンが予選で姿を消すのは想像しにくい。いや、死のグループとかだったら、予選敗退もありえそうなんだけど、この面子ではむしろ勢いに乗りそうな予感すらある。初戦のナイジェリア戦をしのぎきれば、簡単に突破しちゃいそう。

 二位がきつい。恐らく韓国とナイジェリアの争いになる。この両者の対決が民放で放送しないのはきつい。韓国は2戦目にアルゼンチンを控えているので、初戦のギリシャ戦にすべてをぶつけたいところ。韓国はゾーンで守るのは上手いのだけど、個に対する意識が低いので、好き勝手に動き回る相手には苦労しそうである。ギリシャがそんなことをしてくるとは思えないので、注目の試合。

 ギリシャはまったく情報がない。ユーロが懐かしい記憶になっているが、もう6年前である。前回のユーロではあんまり記憶に残っていない。引きこもりを破壊する技も発達してきているので、そろそろ戦い方を変えないと厳しいかなと。だってさ、ギリシャがダイレクトパスばかりやってきたら、絶対に相手はびびると思うのだけど。

 なので、ここの試合も注目は初戦になる。韓国対ギリシャ。アルゼンチン対ナイジェリア。ナイジェリアの中盤の選手たちが違いを生み出せれば、2位抜けも夢ではないかと。韓国はギリシャの堅守をどのように崩せるかが注目。ギリシャが本当に堅守でやってくるかも注目。