岡田外相の公式サイトには「削除要求」についての説明文が掲載された

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   岡田克也外相は2009年10月30日、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」に削除要求を出したことについて、「政治家として、多くの誤解を招くと考えて削除要求した。当然のことだと思う」と述べ、毅然とした姿勢をとることを示した。しかし問題の書き込みは依然として削除されていない。

   岡田外相が削除要求しているのは、2009年10月24日夜、2ちゃんねるの「ニュース速報版」と呼ばれる掲示板に書き込まれた文章。国会開会式での天皇陛下のお言葉について岡田外相が記者の質問にオフレコで答えているという体裁だが、「民意が『天皇は植木職人になるべき』というのならばそうなるんでしょ」など、現実離れした内容が記されている。

「捏造のものを放置すると信じる人が出てくる」

   岡田外相の事務所は、この内容が完全な捏造で名誉毀損にあたるとして、2ちゃんねるの管理人に削除要求するとともに、そのことを公式サイトで公表した。ただ、公で発言する場も与えられている政治家が、2ちゃんねるに削除を要求してその旨を明らかにするのは珍しい。10月30日の定例会見で、「なぜ、あえて削除要求したのか?」とたずねたところ、岡田外相は「内容によると思う」と述べつつ、その理由を説明した。

「明らかに捏造のものをネットの世界で放置しておくということは、それを信じる人がでてくる。そういったことは政治家として、多くの誤解を招くと考えて、削除要求をした。当然のことだと思う」

   また、削除要求しても事態が改善しない場合の対応については

「事態が改善しない場合は、今後検討していきたい。そういうものを放置するということになると、それだけ信頼性というものが問われるということだと思う」

と述べ、法的措置も取り得ることを示唆した。

   しかし10月30日20時現在、問題の書き込みは依然として掲載されたままだ。

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