WRC世界ラリー選手権】第10戦 ラリー・フィンランド(7月30日―8月2日)

【映像】勝田にまさか!痛恨の瞬間(実際の様子)

 8月2日、ラリー・フィンランドの最終日・最終ステージで、期待の日本人ドライバー、勝田貴元が立木に激突。コースに復帰するも、マシンは大きなダメージを負い、結果的に勝田にとって痛恨のクラッシュとなってしまった。

 競技最終日デイ4、最終パワーステージが始まった時点で、勝田の順位は5位。前戦終了時点でドライバーズランキングで2位につけていた勝田にとって、ひとつでも上の順位でフィニッシュしてポイントをなるべく多く獲得することが至上命題であった。

 しかし、パワーステージを力走していた勝田のマシンが映し出されると、左フロントまわりが激しく破損している。実は、左コーナーで姿勢を崩した勝田のGRヤリスは、続く右コーナーで左側へ大きくコースオフ。沿道の森林エリアに突っ込み、木立に激突して停車した。

コース復帰も貴重なポイント失い鎮痛な面持ち

 なんとか自力でコース復帰したものの、ここで30秒ほどタイムロスし、さらにその後も速度を上げられなかった。ステージ順位は14位。勝田はフィニッシュ後インタビューに、「何が起こったんですか?」と問われると、「岩を避けようとしたんですが路面がとても滑りやすかった。ひどい結果でチームに申し訳ないです」と鎮痛な表情で語っている。

 ラリー・フィンランドを総合6位で終えた勝田は、今回2連勝を果たしたサミ・パヤリにドライバーズポイントランキングで追い抜かれ、3位へ後退してしまった。2023年は3位、昨年は2位と2度表彰台に登り、得意としたフィンランドでのクラッシュは、勝田にとって悔やみきれないものとなった。今季サファリで自身初優勝を果たすなどグラベル(未舗装路)巧者として知られる勝田だけに、次節以降も続くグラベルラリーでの挽回に期待したい。(ABEMAWRC 世界ラリー選手権 2026』/(C)WRC