「今でも涙が出る」震度7で倒壊した自宅から生き埋めになった妻を夫が救出 夫はノコギリで木材切断 熊本・氷川町【令和8年熊本地震】
「令和8年熊本地震」は、8月1日で発生5日目となりました。
震度7の揺れを観測し、多くの家屋が倒壊した熊本・氷川町からFNN取材団・鳥越賢太郎記者が中継でお伝えします。
屋根が崩れ落ちて、一階部分が完全につぶれてしまった家屋を確認できます。
この家には田中さんご夫婦が住んでいましたが、地震発生直後、夫の敏弘さんは辛うじて建っている建物の中にいて、妻の明美さんが崩れた家屋の下に生き埋めになっていたといいます。
明美さんは倒壊した家屋の土壁が顔に降りかかり、泥だらけになって押しつぶされていました。
助けを求める明美さんの声を聞いて、敏弘さんはノコギリを持って木を切りながら、明美さんを救出したということです。
当時のことを振り返って、明美さんは涙を浮かべながら「今でも毎晩毎晩、その時のことを思い出して涙が出る。全然動けなくて、どんどん胸が苦しくなってきた。ここ(胸のあたり)に傷がある。助けてもらったときは本当にうれしくて、あとはもう出るだけだった。その時はもうあまり覚えていない」と、話しました。
そして、家の近くには避難者が寝泊まりできる「インスタントハウス」と呼ばれる簡易住宅が建てられています。
1日の朝から設営が始まり、田中さん夫婦もハウスの丈夫さに感心していて、エアコンが設置されたら避難所ではなく、ここに泊まりたいと話していました。
倒壊した家の中には、先祖の遺影など大切なものがたくさんあるということで、一刻も早い撤収作業を持ち望んでいます。
