アルゼンチンを訪問した李在明大統領が31日(現地時間)、ブエノスアイレスの大統領府でミレイ大統領とあいさつしている。 [聯合ニュース]

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この日の両首脳の会談は、互いに正反対の背景と傾向で関心を集めた。李大統領は少年工出身で拡張的な財政政策を好む進歩大統領だが、経済学者出身のミレイ大統領はポピュリズムを切り落とすという意味の「チェーンソー」と呼ばれる。最近はブラジルのサンパウロで行われたブラジル右派陣営の大統領選演説に参加し、ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領を批判しながら「左派はゴミだ」という発言を繰り返し、論議を呼んだ。

しかし初めて会った両首脳は自然な雰囲気の中で隔意なく対話したという。李大統領が「速度が重要だ。政府ではさまざまな手続きで仕事が遅延することが多いため、急がなければならない」と述べると、ミレイ大統領は「2年半ほどの執権期間に年1万件ほどの規制改革を行い、省庁も縮小した」と答え、「今回の会談も急いで成果を出そう」と話したという。両首脳は韓国への招待と受諾もその場で終えた。

ミレイ大統領は「K(=韓国)ビューティー」「Kカルチャー」に対する関心も表した。ミレイ大統領は「私自身が韓国化粧品の愛好家」と紹介し、「アルゼンチンは中南米でも文化強国であると同時に『Kカルチャー』への関心が高い国」と伝えた。この日、両国は運転免許相互認定協定の早期締結を推進し、文化交流と教育協力、人的交流を拡大するための協議も進めることにした。

両首脳は同日の会談で両国間の「核心鉱物協力覚書(MOU)」を締結し、未来産業に必要な核心鉱物サプライチェーンの協力体系も構築した。MOUには核心鉱物関連の政策や投資制度に関する情報を共有し、リチウムの探査・採掘などバリューチェーン全般における両国企業の投資や共同プロジェクトを推進する内容が盛り込まれた。

李大統領はこの日に公開されたスペイン語の現地メディア「EFE」のインタビューで「韓国は二次電池の素材などの部門で先端産業の能力を備えている」とし「韓国がアルゼンチンの鉱物高付加価値化戦略に合う『最適のパートナー』になるだろう」と述べた。アルゼンチンはバッテリーや電力網産業に必須のリチウムの埋蔵量が世界4位の国だ。

韓国の原油サプライチェーン多角化に向け、産油国アルゼンチン政府もこれを後押しすることにした。まず、国内の精製業界が今年、アルゼンチン産の原油を88万バレル試験的に導入し、来年から原油の輸入を開始する。魏室長は「原油の供給先を南米に拡大できる実質的な転機が生じた」とし「来年から予定されている原油の輸入が安定的に推進されるよう、両国政府が協力することにした」と説明した。

両国は、韓国とメルコスール(Mercosur・南米共同市場)の貿易協定交渉の速やかな再開を推進することにする一方、韓国がアルゼンチンの高衛生監視国に指定されるよう、両国間の関連協議を積極的に推進することにした。韓国が高衛生監視国に指定されれば、食品の現地登録にかかる時間と費用が削減され、「K−フード」のアルゼンチン市場進出が容易になる見通しだ。