「タイヤが収まればOK?」住宅街にはびこる“はみ出し駐車”の理不尽 車めぐる近隣トラブル
自宅の駐車スペースから車が道路や歩道にはみ出した状態で止まっている「はみ出し駐車」。
弁護士ドットコムニュースが読者に体験談を募ったところ、通行の妨げになる「はみ出し駐車」以外にも、歩道への乗り上げ、路駐など地域で様々な問題が起きているという声が寄せられました。
●「タイヤが駐車場に収まっているから問題ない」
自宅周辺での「はみ出し駐車」によって、日常の生活に影響を受けるほか、駐車主の身勝手な主張に困惑するケースもあります。
「お向かいのお宅の車の頭が80cmほど飛び出て駐車している。『タイヤが駐車場に収まっているので問題はないはず』と言ってくるが、我が家は飛び出ている車両にぶつからないように車庫入れする時に何度も切り返しが必要でかなりのストレス。反対向きでは入れず、Uターンしないといけないことも」(宮城県・50代女性)
「1台分のスペースに2台縦に停め、車道にはみ出している。私の駐車場から車を出す時に車道に大きくはみ出さないと出庫できず、いつもヒヤヒヤしている。空き駐車場があるのだからそこを借りてほしい」(地域、年代、性別不明)
●取り締まりへの不満、除雪の邪魔にも
車庫証明の審査体制や、警察の取り締まりに対する疑問や不満の声も届きました。
「狭い道路にはみ出しがあり、なぜ車庫証明が発行されるのか警察に質問した。最初は警察官が確認したと報告されたが、後から協会に委託していると修正された。数センチならまだしも、50センチオーバーは危険。また、降雪時は出っ張り、周辺は除雪されません」(新潟市・70代男性)
「そもそも車庫証明の時に警察がしっかり測量しないのが一番いけない」(地域、年代、性別不明)
「大阪市東成区であちこち行くが、当たり前のようにはみ出し駐車している。駐車違反は取れないのでしょうか?」(地域、年代、性別不明)
●歩道に乗り上げ、路駐 住民を困らせる車たち
地域住民を困らせるのは「はみ出し駐車」だけではありません。「歩道への乗り上げ駐車」など、イレギュラーな車の停め方に嘆く声も寄せられました。
「お隣さんは駐車場があるのにそこに停めず、家の前の4m道路に常時路駐している。上手に端に停めているので道幅が狭い以外は問題ないです」(地域、年代、性別不明)
「我が家の近所では、ガードレールの無い歩道に家の新築業者や塗装業者が乗り上げ、通学路を塞いでいる事がよくありました。4月に入学したばかりの1年生は歩道が通れず困ったと思います」(地域、年代、性別不明)
●注意したら「パワハラです」 駐車側に悪意がないことも
なかには、直接注意してトラブルになりかけたケースもあるようです。
「マンションの駐輪場入口を塞いで停まっている車の中で休憩していた男2人に文句を言うと『パワハラです、警察に電話します』と返ってきました。なんでもハラスメントにされると、正しいこともハラスメントにされそうで怖い世の中です」(広島県・50代男性)
一方で、駐車する側に悪意がないケースも少なくないようです。
「自宅横に客が短時間路駐していたら近所から通報され、警察官から注意を受けました。道路は共同所有で、どんつきのため、さほど迷惑だということはありませんが、住人の交代で人間関係もなくなり、さもしい世の中になったものだと悲しく暮らしています」(熊本市・60代男性)

