落合博満氏 高校野球 現場の7割が反対の7回制「主役は高校球児。そこを忘れちゃいけない」
現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(72)が31日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。2018年の選抜大会からタイブレークが導入され、今度は「7イニング制」の検討にも入った高校野球について「主役は誰か。高校球児ですよ。そこを忘れちゃいけないと思う」と激アツに語った。
「(イニング数を)短くして誰が喜ぶの。球児が喜ぶ? 球児はどんだけ負けてて9回やりたいはずだよ」。高野連のアンケートでも現場の7割が7イニング制に反対しているという。落合氏は「延長もタイブレークじゃなく決着つくまでやりたいっていうのが本音だと思うよ。“それで負けたんだったら仕方ない”って。何か悔いが残るじゃん。プロ野球は契約社会だから、ここで勝った負けたといっても(現役が)続く人もいる。悔いの残り方がまるっきり違う。これを最後に野球を辞めるんだっていう子のためには、やっぱり9回。できれば延長サドンデスで決着つくまでというのが一番良い形なんじゃないかと思う」
現場の声を尊重するための議論はできているのか。
「現状(9回)を守る意味でどういう策があるかってことを、もっと真剣に考えた方が高校球児のためにはなるんだろうと思う。だからオレの考え方は世の中的に合ってないかも分かんないけど、こういう人間もいる。こういう考え方を持っている人もいるってことだ。でも高校野球に関していうと、9回っていうのは70%くらい維持したいっていうアンケート(結果)なんでしょ。それをどうやって考えるかだよ。それを強引に押し切るんだったら、またいろんな問題が出てくると思うよ。決めた人達は勝手に決めて、“俺たちはもう決めたんだから責任ないや”じゃ、やっている高校生が可愛そうだよ」
球児の未来と1球の重み。
「その1イニング、1本のヒット、1本のホームラン、1つの三振でプロ野球っていう未来が開けるかも分かんないんだよ」
現状維持と「9イニング」へのこだわり。
「あらためて言うけど、当事者(高校球児)がどういう考えを持っているかっていうのを最大限理解して、それができるようなシステムにしなきゃいけないということなんだよ。それを考えれば、これだけアンケートで反対が多いということは、現状(9イニング制)でいいってことなんだ」
いつも冷静な落合氏が熱く語り続けた。

