川崎市内の災害被害、短時間での豪雨目立つ 2025年度、観測史上最大の雨量観測も 市「防災意識高めて」

川崎市は2025年度に市内で発生した災害の被害状況や対応をまとめた「災害概要」を公表した。短時間での豪雨の被害が目立った一方、主な災害での人的被害は確認されなかった。
最も深刻な被害をもたらしたのは9月11日の集中豪雨だった。中原区役所で1時間雨量131・5ミリを観測し、市内観測史上最大を更新。住宅被害は半壊5件、床上浸水130件、床下浸水57件に上り、道路冠水や駅施設の機能停止も発生した。
7月10日の集中豪雨では中原区で1時間105ミリの雨を観測し、床上浸水12件の被害が発生。9月4日から5日にかけての台風15号では、川崎区で累計165ミリの降雨を記録した。
また、7月30日に発生したカムチャツカ半島沖地震では津波注意報が発表され、市内で被害は確認されなかったものの、津波避難施設などに最大約280人が自主避難したという。
近年、局地的な豪雨が頻発する中、市は災害の記録を通じて防災意識の向上や今後の対策強化につなげたい考えだ。市危機管理本部の担当者は「豪雨被害は今後増えていくことが予想される。市民の皆さんに確認してもらい、防災意識を高めてもらいたい」と説明した。
