サッカー協会長、森保一監督に「W杯まで」伝えるもアジア杯V向け方針変更…後任は日本人路線「継承するべきだと」
来年1〜2月のアジア杯までの続投が決まったサッカー日本代表の森保一監督が24日、都内で記者会見に臨み、「これまでも一回一回の活動に悔いがないようにやってきた。日本代表の勝利と発展のために、出来ることを出し切っていく」と一戦必勝を誓った。
記者会見には、日本サッカー協会の宮本恒靖会長と山本昌邦・技術委員長兼ナショナルチームダイレクターも登壇。異例となる森保監督の半年間の続投や、後任に2028年ロサンゼルス五輪を目指すU―21(21歳以下)日本代表の大岩剛監督を選んだ理由や経緯を説明した。
宮本会長は「最初はワールドカップ(W杯)をメドに新しい監督を迎えることを考えていた」とし、「森保監督には3月頃、『W杯まででお願いしたい』と伝えた」と明らかにした。その後、方針が変わった理由を、「重要と考えているのはアジア杯優勝。森保さんには、(これまで)勝ち続けてくれたアジアでの強さをアジア杯でも発揮してほしい」と語った。
アジア杯後に大岩氏と監督を交代することについて、宮本会長は「長くやることのメリットとデメリットがある。新しい空気が必要だと考えた」と説明。山本委員長は「育成、世代交代、国際大会での経験、日本サッカーへの理解。大岩監督はこれまでの実績、成果によって適性を示してくれている」と、フル代表の監督に推した理由を話した。
ロサンゼルス五輪はアジアの出場枠が2に減り、予選はこれまで以上に厳しいものになる。出場を逃した場合、兼任する大岩監督の進退問題に発展する可能性もあるが、山本委員長は「結果とプロセスの両方を評価する。選手がどれだけ成長するかが大事」と持論を展開した。
大岩氏が後任に決まったことで、日本人路線を継続することになる。宮本会長は「外国人監督のリストを用意したこともあるが、ゼロからスタートするのがいいのかどうか議論し、継承するべきだと考えた」と強調した。
次の日本代表活動は、9、10月の国際親善試合。森保監督は今後の選手選考について、「大岩監督とコミュニケーションを取ると思うが、最終的には私の判断になる。過去と未来と今をつなぎ合わせて今のベストで戦いたい」と語った。

