「森保監督の采配はまるで神の手だ」中国メディアがW杯サッカー日本代表を絶賛した特殊事情

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中国が日本代表を応援

私は「中国ウォッチャー」であると同時に、「球迷」でもある。そう、サッカーファン。ワールドカップの試合数が増えたことで、寝不足に悩まされる日々だ。

そんな中で、一つ発見をした。中国はアジア最終予選で、日本に0−7と蹴散らされるなどして、出場すらできず。だが日本を「アジア代表」として応援する「球迷」が激増したのだ。

ネット上には「日本足球吧」なる掲示板が立ち上がり、フォロワー数は約60万人、コメント数は約300万件。「日本代表の夢は、私たちの夢だ」という日本語を合い言葉に掲げる。

彼らがチャットの中で「炎上」したのが、日本の第2戦、対チュニジア戦だった。上田綺世の2ゴールなどで4−0と快勝した試合だ。ゲームが進むにつれ、快哉を叫ぶコメントと共に、別のコメントも増えていった。

〈CCTV(生中継している中国中央テレビ)はいつからチュニジア応援団に変わったのだ?〉

〈いますぐCCTVを消して『小紅書』(RED=中国版インスタグラム)で見よう〉

CCTVによる日本敵視

私は日本在住なのでCCTVのW杯中継は見られないが、中国の友人に聞くと教えてくれた。

「習近平政権は周知のように現在、日本を敵視している。あの試合は日曜日の昼間に行われたので、『サッカー観戦が唯一の趣味』と公言している習主席も見たかもしれない。

というわけで、習主席に忖度するかのように、思いっきりチュニジア贔屓の放映をしたのだ。前半10分に上田のシュートをチュニジアのGKがラインギリギリで止めた時など、放送席は喝采していた」

私は別な意味の「異変」を第1戦から感じていた。強豪オランダに2−2で引き分けると、中国メディアが日本を絶賛したのだ。

〈『キャプテン翼』はウソでなかった:日本チームはオランダ戦で手腕を発揮できた〉

〈森保一の「神の一手(采配)」は現時点でベスト〉

まるで、普段日本批判ばかり報じさせられている中国メディアのストレスが爆発したかのようだった。特に上海など、北京から遠い地域のメディアにその傾向が見られた。

中国で一番人気の日本選手

ちなみに中国で一番人気の日本選手は、エースストライカーの上田だ。シュートシーンから、オランダ・フェイエノールト所属までの経歴、父親の影響、モデルの美人妻・由布菜月に至るまで、大量の情報が報じられている。

日本がスウェーデンと1−1で引き分けて決勝トーナメント入りを果たした時も、中国メディアは「祝・日本」で沸いた。

〈日本がアジア勢一番乗りで進出〉

〈日本はブラジル相手でも「優勝を目指す」〉

実際、深夜の試合にもかかわらず、多くの「球迷」が日本を応援した。

サッカーに国境はない。

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「週刊現代」2026年7月20日号より

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