木の幹に設置された監視カメラ(神戸市提供)

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 神戸市はクマ対策の新たな取り組みとして、監視カメラ増設の資金を集めるクラウドファンディングをこのほど開始した。あわせて、市民にクマの生態などについて説明するオープンミーティングを22日(水)に開催する。市民参加型で安全対策を進め、クマによる人身被害の未然防止を目指す。

木の幹に設置された監視カメラ(神戸市提供)

 神戸市では6月11日、北区道場町の山林に置かれたカメラがクマの姿を撮影。市内初のクマ確認として注目された。写っていたのはツキノワグマで、1歳半くらいとみられる。これまでのところ人身被害は報告されていない。市はイノシシなど有害鳥獣対策として、市街地と山林の境界付近を中心に約300台のカメラを置いており、そのうちの1台がクマの姿を捉えた。

 クマ出没を受け、市は捕獲用わなの設置とともにカメラ増設の計画を進めており、今回のクラウドファンディングで集まった寄付金は増設に充てられる。プロジェクト名は、「神戸でもクマ!? 早期対策で市民の安全を守ります!―監視カメラ増設プロジェクト―」。目標金額は300万円で、設置費用の一部を賄う。新たなカメラは隣接する三田市、宝塚市との市境のほか、有馬温泉付近にも設置を検討している。

 今回のクラウドファンディングはふるさと納税による寄付募集で、返礼品は設けないが、寄付者は所得税や住民税の還付・控除を受けられる。神戸市民も寄付金控除を受けることができる。募集期間は9月27日(日)まで。

6月11日、神戸市北区道場町の山林で撮影されたクマ(神戸市提供)

 一方、市は、市民に向けた情報発信の機会として、22日午後6時から神戸市中央区の「アンカー神戸」でオープンミーティングを開催する。パネルディスカッション形式で行い、市職員がクマの生態や対策について説明する。定員は80人程度で、参加希望者は市イベント情報サイト「おでかけKOBE」から申し込む。申し込みは15日(水)午後5時までで、応募多数の場合は抽選となる。

 クラウドファンディングの担当者は「市民が安心して暮らせる環境を守るため、早急に監視体制を強化したい。皆さんに支援していただけたら」と話している。