Next☆Rico・眠猫緋奈乃「一生パニックでした」、デビュー3カ月で15曲を叩き込んだ“怒涛の日々”
9人組アイドルグループ「Next☆Rico」が、待望の2ndシングル「TickTack」をリリースする。グループに新しい風を吹き込む新メンバーの一人、眠猫緋奈乃がスポニチ東京本社でのソロインタビューに応じた。ステージで魅せる、しなやかで優雅なダンスは4歳から始めたバレエで培われたもの。しかし、その洗練された姿の裏には、デビュー直後の怒涛の日々と努力があった。(「推し面」取材班)
「事務所の楽屋で、みんなが『チクタク、チクタク』と言っていて、『あ、次のシングルはそれなんだ!』って」。眠猫は新曲「TickTack」との出会いを、屈託のない笑顔でそう振り返る。時計の針を思わせるタイトルから想像を膨らませていたが、実際に聴いたポップな曲調は良い意味で予想を裏切るものだったという。
歌詞には「アタマ思わず クルクル クルクル パニック」というキャッチーな一節がある。この言葉は、まさにデビュー直後の自身そのものだった。「デビューが決まってから、既存の曲を全て覚えなきゃいけなかったことです!新メンバー4人で、立ち位置から歌詞、振り付けまで全部…。一生パニックを起こしている状態でした」。
3月のお披露目ライブで披露したのは2曲。その時点でさえ「やばい、やばい!」と焦っていたというが、本当の試練はその先に待っていた。「5月3日に大きな定期公演があって、そこで全曲披露することが決まっていたんです」。つまり、デビューからわずか3カ月弱で、新曲を含め叩き込むべき楽曲は15曲。9人という大所帯での複雑なフォーメーションは、想像を絶する困難だった。
「4月はずっと『どうしよう!』って。最近やっと慣れてきましたが、今でもたまに『あれ、立ち位置どこだっけ!?』ってなります(笑)」
ステージで絶対に譲れないのが、ダンスの美しさだ。「4歳からバレエを習っていたので、つま先から指先まで気を抜かずに、綺麗に踊ることを意識しています」。15年以上にわたり身体に染み込ませた基本があるからこそ、一瞬たりとも気を抜かない。「どこの角度から撮られてもいいように!」という言葉からは、パフォーマンスへの強いプロ意識がうかがえる。
そしてもう一つ、努力で手に入れた強力な武器が「歌」だ。「昔は歌が超苦手だったんです」。そのコンプレックスを克服するため、発声方法を一から学び、徹底的に自分と向き合った。その結果、今では4オクターブ近い音域を誇るまでになったという。「高い音が結構出るようになったんです!あと、とにかく声がでかいです」と胸を張る。以前はロック系の楽曲をよく歌っていたといい、その経験は声量や“がなり”といった表現力にも繋がっている。Next☆Ricoの可愛い楽曲の中で、そのポテンシャルがどう花開くか、期待は高まるばかりだ。
バレエの優雅さとロックの力強さ。一見、対照的な二つの魅力をあわせ持つ眠猫緋奈乃。その弛まぬ努力の軌跡が、Next☆Ricoのパフォーマンスに新たな彩りと深みを加えていく。

