巨人・坂本勇人の高校時代は「いい思い出も、しんどい思い出も」弘前で意地の“凱旋”安打
◆JERAセ・リーグ 巨人3―4ヤクルト(30日・弘前)
意地の“凱旋”安打だった。坂本が振り抜いた打球が中前で弾むと、青森のファンから大歓声が送られた。「よかったです」。3―4の9回先頭。左腕・キハダの高め151キロ直球を捉えた。得点にはつながらなかったが、思い出の地で確かな証しを残した。
青森は光星学院(現・八戸学院光星)時代の3年間を過ごした地。プロへの扉を開いてくれた第2の故郷に、選手としては20年目で初めて帰ってきた。「すごくワクワクしています。おそらく、現役では最後になるんじゃないかと思っているので、青森の方にいいプレーを見せたい」。「7番・三塁」で出場しファンの思いに最後の打席で応えた。
3年間の寮生活は午前6時半に起床。遅い時は午後11時まで白球に向かう野球漬けの日々だった。「甲子園に行ったり、いい思い出もいっぱいありますよ。しんどい思い出もいっぱいある」。スタンドには八戸学院光星の仲井宗基監督(坂本の在学時はコーチ)や知人が駆けつけ、スーパースターとなった男を見守った。チームは逆転負けも雄姿は届けた。

